スタンス

- Category - 怒りん坊日記



自分とは違う有り様を感じると 

変わることも大切だけど 
変わらないことも
時には大切なのだろうなと思います 


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例えば子育てに対するスタンス 
私と夫とではずいぶん違います 

そこについて
あらためて議論したことはないので

これはあくまでも私から見た
感じ方や考え方になりますが 


夫の場合は
子どもたちが生まれてからそして今日まで 
接し方はほぼ変わりません 

よちよち歩きを始めた長女が
ぺたぺたとテレビの画面を触ったのを目にして 

「液晶部分には触らないで」

まるで大人に話すように声を掛けていて 


(そんな物言いで伝わるわけないでしょ!)


イライラしたのを忘れられません 


「おもちゃナイナイしてね」
「ブーブーがとおったねぇ」


この私でさえ(?)
猫なで声でそう言ってるのに 

そういった「赤ちゃん言葉」みたいなものを
使ったことは多分一度もありませんでした 


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何が言いたいのかというと 

そうしなかったからといって
子どもたちが育たなかったわけではなく 
(おかげさまで無事に大きくなってくれて) 


私はそうしたけれど 
夫はそうしなかった 

それぞれのスタンスの違いだったのだなぁと
今にしてみれば思うのです 


私自身は
子どもとの距離感や接している時間の長さ 
発達に応じての言葉選びや伝え方

その時なりに考えて取り組んでいた(つもりだった)ので 
時間の経過に伴ってそれなりに変化があったと思いますが 


夫は
「今◯◯だから」ということではなく
「対ヒト」として接してきたのだろうなと想像しています 

そういう意味では
「変わらない」でいたように私からは見えますが 

それはそれで悪くないのかもしれないなと思います 


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当時の私としては
受け入れがたいものでしたが 

歳を重ねて少し余裕が生まれた状態で 
自分とは違った価値観を知ると 

新たな発見とともに 
新鮮さも味わえるものだなと感じました 


夫の物言いは
「難しい言葉でわかりにくい」

子どもたちからは不評なときもありますが 

それを噛み砕いて伝えるときには 
私の出番なので 

それはそれでいいのだと思います 




怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント

山本周子(やまもとちかこ)

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