いちいち刺さる

- Category - 怒りん坊日記



自分の口から伝えている言葉 
今目の前にいる相手に言いたい言葉が 

いちいち自分に刺さりまくっています 


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「自分で決められない」特徴が強めな息子
(昨日もちょこっと書き記したのですが) 


小学校卒業に向け
この時期の時間の経過の中で 
色々な岐路に立たされていて 

彼にとってはとてもしんどい 
「自分で決めたり選んだりする」ことの連続です 


つい先日も 
息子の決定次第で

大人たちが色々手続きを踏まなければいけない 
ということがあって(いわゆる「息子待ち」の状態) 

それに若干やきもきしている夫と
半ベソをかいている息子がたたずむ場面に遭遇しました 


「どっちでもいいし、無理強いするつもりはない」



淡々と告げる夫 

たしかにそれ以上でもそれ以下でもないのですが 
息子の表情がだんだんこわばっていくのが見て取れました 

とりあえず夫に許可を得て 
一旦こちらに預けてもらい 
私から話をすることにしました 


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息子の様子を見ていると

色んな思いもありながら
それを言葉にできないもどかしさ
急かされることによる焦り
頭の中が整理しきれない動揺

それらがごちゃまぜになり
涙がこぼれる寸前でした
(実際にこぼれてもいたのだけど)


私「もしかしたら、分からないことがいっぱいなんじゃない?」
子「…グスン(うなずく)」



そこで
昨日ラムネを選んだ時のように

・こういう選択肢がある
・それぞれのメリットとデメリット
・それを選んだあとのこと
・もし途中で変更したくなったときは
・期限と大人が行う手続きについて

本人が理解できたか
ひとつひとつ確認しながら
紙に書きながら説明していきました


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ひと通り話したあと

「どんな選択をしても構わないよ」と付け加えたところで
自分の想いもじわじわと出てきました


「大事なことは自分で決めるということ」
「揺れ動いていたって構わない」
「それがどの程度でどの割合なのか自分でわかっている方がいい」
「自分の気持ちは取りこぼさずにいて欲しい」


息子には少し噛み砕いて伝えはしたものの
これって自分に言っている言葉だなと感じていました


そこからまた一緒に
気持ちの把握と整理のために

数値化してみたり
円グラフを書いてみたり

そこへ辿り着いてやっと

「こうしようと思う」


息子の口からそんな言葉を聞けました


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「さっさと決めなよ!」


期限を決めて言い放つのは簡単です


だけど

本当に本人が納得して答えを出すには
まだまだ大人の手助けが必要な場合もあるなと

息子の特性に寄り添いながら感じたのと


私自身が怒りを発動することなく対応できたのは
アンガーマネジメントに取り組んできた成果だなと

嬉しくも思った出来事でした




怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント

山本周子(やまもとちかこ)

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