どこに重きを置くかによって

- Category - 怒りん坊日記



「『アンガーマネジメント的に考えると』とはどういうことですか」


先日
そんなご質問をいただきました
(ありがとうございます)


私なりに回答させていただきますので 
よろしければお付き合いください


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たとえば

夏の風物詩「スイカわり」

私にとっては 
この上なくワクワクする局面で 

普段ではなかなか味わえないような解放感と 
実際に割れるまでの緊張感 

割れたあとの
きっと想像もつかない感じの割れっぷりに対する期待感 


それらを握りしめながら 
きっと子どものように 

浮き足立って落ち着かない自分が簡単に
想像できてしまうのですが 

そこでの私は 

「保護者として子どもの安全を見守るために居る」 

そんな立ち位置です 


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もしその場面に

「そんな風にむやみに割ってしまったら、均等に分けられないじゃないか!」
 

とモノ申す人が現れたとしたら 
(興ざめしてしまうかもなとは思うのですが)

その人に対して怒りはわきません 


なぜかというと 
そこに対して 

(この人は平等性に重きを置いているのだろうなぁ)

と感じている自分が居たりもするからです 


あるいは 

「普通に割るのじゃ面白くないからこんな風にしてみようよ」 

さらにスリリングに進めようとする人がいたとしたら 


(この人はゲーム性に重きを置いているのだろうなぁ)

きっとそんな風にも感じると思うのです


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何を言いたいのかというと

これは何もスイカ割りに限った話ではないのですが
(説明下手でごめんなさい) 

どれが良い悪いではなく
色んな意見や考え方があって良いのだけど


その出来事に対して

自分はどの立ち位置からそれを考えているのか
どの立場からその意見を言いたくなっているのか
重きを置いているのはどこなのか


それをある程度
把握しておくことが大切なのだと思います  


ですから

「アンガーマネジメント的に考えると」

というのは 


「怒りの感情と上手に付き合うというところに重きを置いて考えてみると」

という意味なのです 


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たとえば

行政の立場 
道徳の立場 
倫理的に考えて 

など 


立ち位置が違えば
当然その解釈も変わってくるだろうし

すべての立ち位置を網羅した正解というのは
なかなか導き出しにくいのではないか 

どこから見てもこれが正解というのは
なかなか存在し得ないのではないか 

そんな風に私は感じていて 


怒りの感情を扱う場面では

「怒りで後悔しない」ために
「怒りの感情と上手に付き合うこと」に重きを置いているので

「アンガーマネジメント的に考えると」という前置きをするようにしています
(何が正解かというのは立ち位置によって違うから難しいですよね)




怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント

山本周子(やまもとちかこ)

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