理由は忘れた

- Category - 怒りん坊日記



はるか昔
私にもそんな時代があったなぁ

懐かしく思い出しています


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「あははは!」
「ぎゃははは!」



何がそんなに可笑しいのかと尋ねても
笑い過ぎて答えられない子どもたち
(橋が転んでもおかしい年頃)

楽しそうだなと思います
幸せそうだなと思います


そんな声を聞いているだけで
こちらまで心がこそばゆくなってきて

「ねぇねぇ何の話?」


思わず仲間に入りたくなってしまいます


入れてもらったところで
完全に出遅れているので

同じようなテンションでは笑えませんが
それでも楽しさをおすそ分けしてもらえます


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これがたとえば
誰かが部屋の中で号泣していたら
(↑たいてい私の場合が多いのですが)

打って変わって
家の中はしんとして

ぞれぞれがそれぞれに気を使ってか
よそよそしい空気が充満するし


ブツブツイライラ怒りまくっていたとしたら
(↑これもたいてい私の場合が多い)

当たらず触らず
妙な距離感でのやり取りが始まったり

何となくみんなクサクサし始め
姉弟ゲンカが勃発します


このように
「ある一定のパワーを持った感情」というのは

じわりじわりとその空間の雰囲気を支配したり
そこに居る人に伝染しやすくなるようです


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ポジティブな感情は
それでも特段問題はありませんが

ネガティブな感情の中でも「怒り」は
伝染させていいことは何もありません


だからといって
ネガティブな感情が悪いということではなく

そういう性質がある
ということを知っておくことで

相手の感情に振り回されそうになった時に
自分なりにできることに取り組めます


たとえば
自分にとって安全な距離感を保てるようになったり
やり取りのタイミングを工夫してみたり

これも自分自身の感情をコントロールしていく
ひとつの方法だと思います


というわけで
子どもたちの楽しい笑い声が聞こえると
グイグイ近づきたくなってしまいます
(結局何だかよくわからず笑)




怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント

山本周子(やまもとちかこ)


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