意外と気にならない

- Category - 怒りん坊日記



意外に気にならないものだな


むしろほほえましいくらいに感じている自分がいて
ちょっとギョッとしたのでした


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先週の話ですが

息子の就学時健康診断というのがあり
来春から通う予定の小学校に行ってきました


体育館にたくさんの子どもとその保護者が集められ
なかなかの人数でした

密にならない配慮だと思うのですが
全体の説明会ではなく

数名ずつの括りで書類を提出したり問診を受けたり
その分時間もかかるわけで

そうなると
未就学児たちはじっとはしていられません


おまけにそこは
小学校の体育館

数人がお友だち同士で
走り回ったりウロウロし始めました


元気が有り余っているんだなぁ
広い場所で嬉しいんだなぁ



ほほえましささえ感じたのですが


こういう時私は
公共の場であればあるほど

わが子の動向が気になってしまっていたなぁと
過去のことを思い出していました


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特に上の子のとき
(もう10年以上昔のこと)


きちんと座らせておくべき
(そうしないと親のしつけが悪いと思われるから)

周りに迷惑を掛けてはいけない
(そうしないと親としてみっともないから)



それらが強固なものとして
自分の中にあった「べき」でした


実際には
にらみを利かせていたので
暴走することはありませんでしたが

もし我が子が走り回ったりした日には
怒り狂っていたかもしれない

大げさではなく本気でそう思うのです(ゾワッ!)


子どもの安全を守るためではなく
自分の体裁を守るためだけに存在していた「べき」でした


お友だちに会って嬉しくてはしゃぎたい
広い場所でのびのび遊びたくなった


子どもたちに起こりがちな思いやシチュエーションには
まったく目もくれず

ひたすら自分の「べき」を遂行するためだけに
枠からはみ出ないように見張り続けていて

そこには苦しさしかなかったなと
今思い出すだけでも苦しいです


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もちろん
そこで走り回ったり暴れたりしていたとしたら

ケガをしたり迷惑を掛けることもあるので
口を出すと思います


だけどそれが
よそのお子さんであるとしたら

それはそのお子さんのママが把握しているだろうから
私があれこれ思い悩むことではなさそうだな


そこへ思い至ったタイミングで

「はーい、もう5分たったよ~おしまい!座って」


その子たちのママさんらしき方が声をかけていました

※今回は事前に「お子さんから目を離さないように」という
 注意喚起がありそれが効力を発揮していたのだと思います


…ちなみに
あれこれ人間ウォッチングしている私の横に座っていた息子は

学校紹介のプロジェクターの色味が薄く投影されている原因を
あれこれ推測しながらブツブツ言っていました




怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント

山本周子(やまもとちかこ)

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