本当は違わないのだけど
「違うのに」
と言いたくなってしまうときがあります
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子どもたちの会話の中で
よく起こるパターンなのですが
〇〇までに済ませておいてね
あらかじめ線引きしている〇〇なので
それが済まされていない場合
そこに対する私の答えは「NO」なのですが
(もしくは「怒る必要のあること」になることも)
「違うのに」と反論されることがあります
いやいや、何も違わないよ
だって○○までに済ませてないでしょ
結果を見ると
それは紛れもない事実なのですが
それでも「違うのに」と食い下がられると
モヤモヤしてしまいます
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だけど
よくよく聞いてみると
こういう事情があってできなかった
ということを言いたかった
ただ怠けていたのではないと
わかって欲しかった
ということがあって
一旦そこに耳を傾けてみると
ただしらばっくれたり
言い訳したいわけではなく
自分の言い分にも少し寄り添って欲しかっただけで
本当はわかっているのだということにも気づけました
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これは
子どもに限った話ではなくて
私自身の生活の中にも
「違うのに」
と言いたくなることがあります
最終的な着地点は同じだったとしても
そこに大きな影響を与えることではなかったとしても
こちらの意図が正確に伝わっていなかったり
相手に誤解を与えたままであると
そこは訂正したくなったりします
(まぁいいかと思えることもあるけれど)
結果は変わらなくても
そんな自分の言葉に耳を傾けてもらえると
とても温かさを感じて
至らなかった部分への反省や結果自体も
素直に受け止められる気がします
子どもだから
大人だからということは関係なく
相手の言葉に
耳を傾ける余裕を持つことも
良好なコミュニケーションには必要だなと
あらためて思いました
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)