「絶対そうだよ」
「絶対違うもん」
朝から勃発した姉弟ゲンカを
ぼんやり眺めていました
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始まりは
飲み物のボトル
長男がグラスに注いでいたのを見て
次女が
「私も飲みたいから置いておいて」
と言った(らしい)のですが
それをウッカリ
冷蔵庫に戻した長男に
次女がご立腹でした
「いじわる!絶対ワザとに決まってる!」
長男にしてみれば
ウッカリだったので「あ、ごめん」で済みそうなものですが
そういった物言いをされたのにカチンときた(らしい)ので
「絶対違うし!」
朝からギャンギャンやり合っていました
(私は次男をお膝にのせてのんびり白湯を頂く)
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この「絶対」というのは
なかなかの威力を発揮していて
「『絶対』〇〇だよ」
そう言いたいときには
自分の「べき」が裏切られたという思いや
それにまとわりつく思い込みを正当化するために
使いたくなってしまうし
「『絶対』〇〇だよ」
そう言われたときには
相手にこうだと決めつけられることへの不快感や
100%そうではないことへの反発
相手に対して敵意すら簡単に生み出してしまうことがあります
少なくとも私は
自身の経験からそういう風に感じています
もちろん
心の中ではそう感じることもありますが
それを口に出す必要性がないと判断した時には
心の中だけに留めるようにしています
(解決にはつながらないことが多いため)
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自分の「べき」は
自分にとっては大切であるけれど
万人にとってそうではありません
自分の本当に大切なものを守るためには
「怒る」ことが必要な場合もあります
そのときには
自分や他人やモノを傷つけずに適切に怒ればよいのです
(アンガーマネジメントにはそのヒントが盛りだくさん)
ただ
「絶対」というキーワードが頭をよぎったときには
少なくとも私(や、その人)にとっては
という風にワンクッション置くようにしています
※そうすることで「まぁいいか」と
ムダなイライラを手放せることもあるからです
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「絶対そうだよ」
「絶対違うもん」
今朝の姉弟ゲンカは
(ふーん、そう思うんだなぁ)
自分が寝ぼけていたせいもあり全く介入しませんでしたが
「多分そうだよ」
「多分違うもん」
「もしかしたらそうかも」
「もしかしたら違うかも」
頭につけるキーワードが違うだけで
随分ニュアンスも違ってくるなぁ
少なくとも私は
そんな風に感じています
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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