沢山言われてきたような気がするけれど
「なったら」というよりも
「ならなきゃ」の方がしっくりきます
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大人になったらわかるよ
家庭を持ってみたらわかるよ
子どもが生まれたらわかるよ
歳をとったらわかるよ
子どもの頃から
耳にタコができるくらい聞いてきた
「〇〇になったらわかるよ」問題
たしかにそうだったな
と思うこともあるし
結果論なのかもなぁ
と思うこともあったりします
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先人たちは
自分が通った道には
こんな落とし穴があった
こんな道の悪いところがあった
あそこには石コロが落ちてる
あとに続くものたちに
良かれと思ってあれこれ言いたくなります
(もちろん私も含む)
そして
自分の後ろを振り返ってみたとき
自分と同じように
けつまづいている姿を見て
「だから言ったじゃないか」
「言わんこっちゃない」
ついついそんな風に
先輩風を吹かせたくなります
(これは私のことです)
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だけどよく思い出してみると
私自身だって
自分の前を歩く人たちから
あれやこれやアドバイスされながら
ちっともそれを聞き入れなかったし
同じようにすっ転んでは
(だからこうすればいいんだな)
そうなってみてからこそわかる感覚に
妙に納得したものでした
そうかんがえると
〇〇になったらわかる
というよりは
〇〇にならなきゃわからない
というのが
私にとっては
最も腹落ちするところのような気がします
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失敗して落ち込んで
イヤになって泣きたくなって
それでもやるしかない
やれば少しは動き出す
そんな中で
ちょっとずつ自分で漕ぎ出して
やっと軌道に乗り始めた頃の
あの心地よい風はたまらない
最初はイヤイヤ歩みを進めて
ひたすら上を向いて歩き続けて
振り返って登ってきた高さに仰天しながら
食べるおにぎりの味は格別
ズバリそれというわけではないけれど
そんな感覚ってそうなってみないとわかりません
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あれこれ言いたくなるけれど
(たまに言ってしまうこともあるけれど)
私たち(私&夫)にできることは
小腹が空いたときにパクっと食べられる
おにぎりを握って
そっと荷物に入れておくことくらいなのかもしれないな
色んな歩み方を始めた
我が子たちのそれぞれを眺めながら
そんなことを感じています
(実際におにぎりこさえるのは夫)
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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