それがそうあっても何らおかしくない
むしろその方が良いのに
よく考えたらおかしな話だな
と思い出したことがありました
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共通試験のこの時期
30年近く前のあの頃はセンター試験と呼ばれていましたが
二次試験は実技試験で
音楽科だった私はピアノの演奏と音楽理論などがありました
試験項目がいくつかあるのですが
その中で「聴音」というのがあり
ピアノで弾かれる旋律を
楽譜に書き起こしていくというもの
そのときに
いつもと違う「困った」が起こりました
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それは
聞こえてくる旋律が
あまりにも音楽的で美しかったこと
(と、取りにくい!困)
たった8小節のメロディーが
あまりにも素敵な演奏で
これまで試験対策してきた感じとは
大きくかけ離れているようでした
(のちにその演奏者が担当教官だったと判明)
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よく考えたらおかしな話というのは
本来音楽とは音楽的であっていいし
むしろそれを学ぶために目指しているのに
そこへきて
音楽的過ぎてやりにくいと感じるなんて
ちょっとした本末転倒さというか
ヘンテコな自分をなぜか思い出しました
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思ったとおりに
コトが運ばないだけではなく
一筋縄では行かないけれど
それも自分だなと思うのが
私自身の
怒りの取扱いだったりします
たとえば
講座でお伝えするときなどは
わかりやすい事例を
あえて取り上げますが
実際に日常で取り組む怒りには
色んな感情と事柄が入り乱れていて
自分が抱えていたり考えていることは
本来はそんなものかもしれません
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私にとって
アンガーマネジメントに取り組むことは
そういったごちゃ混ぜの中身に気づいて
少しずつ整理をして
玉結びの状態を
少しずつ解きほぐしていくようなものです
怒りをなくそうとしたり
小さくして消し去ってしまおうとするよりも
自分の中の引っ掛かりや凝り固まりを
客観的に把握できるようになると
結果的に
怒りをコントロールできるようになっていたということがあります
そんなことを感じた
受験生はこれからいよいよの時期
体調管理をして
寒さに負けず乗り切って欲しいなと思います(願)
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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