怒ったあとに
あれこれ言い訳したくなったり
もっともらしいことを言いたくなってしまうのは
自分自身の中に(しまった!)という思いや
後ろめたさがあるからのような気がします
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息子に対して小言を言ったあと
泣き出した姿を見て
ついつい
「怒ってるんじゃないんだよ」
まるで取って付けたように
息子のおでこにペッと張り付けたような自分のセリフに
この上ない言い訳がましさを感じました
怒っていないわけがないのです
怒ると決めた上での行動のはずなのに
方法がまずかったために
その居心地の悪さを取り繕うかの如く
そんなことを口走ってしまったのでした
それは昔々
友だちとケンカをして
相手が泣き出したために
慌てて謝り始めたときのような奇妙さがありました
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「怒る」ということは
声を荒げて相手を罵ったり
大きな声や振る舞いで相手を威嚇したり
憤怒の状態を
態度で知らしめることではありません
今自分がどのように感じていて
次からはどうして欲しいのか
それを具体的にかつ
安全に伝えるチャンスなのです
今このタイミングで伝えておかなければ後悔するな
これは許容できない
そういった場面で
アンガーマネジメント的に考えたとき
怒るというのは
実力行使やその場しのぎの解決法ではなく
自分や相手にとって長期的に健康でいられるような行動を
選択していくということです
私の場合は
リクエストよりも
相手を責めるような要素を含んでしまっていたな
息子の涙によってそのことに気づかされ
(しまった!)と思ったからこその取り繕い行動でした
↑実際にそこがアンガーマネジメント的に取り組めていたなら
たとえ息子の涙する姿を見たとしても
言い訳がましさは動員しなかったと思います
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私よりも
気持ちの切り替えがはるかに上手な子どもたちは
怒っても怒られても
その場が終わったら表情や態度はすぐに日常に戻りますが
それが超絶下手な私としては
そこは見習うべき点だなと感じています
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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