(いったい何?)
よくわからない行動でした
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床に散らばった
新聞紙
傍らには
習字道具
きっとお習字の宿題をやったのだな
それは理解できました
ところが
紙コップにお習字の筆
中には真っ黒な水
それが置いてある場所は
真っ白な洗面所の一角
なぜに?
理解に苦しみました
ヒリヒリ感を味わうには
もってこいのシチュエーションです
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翌日には
玄関が水浸し
廊下から部屋へと続く廊下には
水たまりが連なっていました
なぜに?
同じく理解に苦しみましたが
(きっと何か理由があるのだろうな)と思いました
どちらのパターンの(なぜに?)にも
小さなイライラがくっ付いていました
だけどどちらも
(きっと何か理由があるのだろうな)
そんなワンクッションを置けたことで
いきなり怒りをぶつけたりすることからは免れました
以前なら
「何であんなところに墨水を置いてるの!」
「何で廊下を水浸しにするの!」
そんな風に怒鳴り込んでいたに違いありません
(アンガーマネジメント失敗のパターン)
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「何で〇〇?!」
そんな風に口走ってしまうときというのは
本当にその理由を知りたいわけではないのです(自分比)
ですが
(きっと何か理由があるのだろうな)という
ワンクッションを挟んだ後に
「どうして〇〇になってるの?」
という声掛けをする場合には
その理由を聞き出すための問いを意図しているので
怒りで後悔することはありません
私の場合はこういうパターンがありがちだな
そこに陥らないためにまずはこうしてみよう
そこから
(なぜに?)
↓
(きっと何か理由があるのだろうな)
↓
「どうして〇〇になってるの?」
というパターンにシフトしていったことで
必要以上に怒りを抱え込まずに済んでいます
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しばらく水につけておくと
筆がキレイになるからって聞いたことがあるから
雪遊びをして帰ってきたんだけど
楽しく踊りながらお部屋に入ったから多分雪かなぁ
あとから理由を聞いて
「ほほぅ、そうだったんすね」
少なくとも私はそうはしないけれど
理解できない苦しみは
とりあえずなくなりました
子どもたちの行動には
理解に苦しむものをはじめ
想像をはるかに超えるものなども散りばめられていますが
本人なりの理由に耳を傾けることで
なるほどと感じたり
自分の許容範囲が広がることにも繋がっているので
日々鍛えられているなと感じています
(多分お互いに)
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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