誰が運ぶか

- Category - 怒りん坊日記



うわぁ…苦手な感じだなぁ


これまで
何度も味わったことのある感覚でした


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初めましての方たちと
何かを一緒にしなければならない場面

大人になると
わりと沢山あるような気がします


誰が取り仕切るわけでもなく
そこに居る人たちで
何となく進めなければいけないとき

私はその立ち回りが
とても下手なのか

モヤモヤしたり
ヤキモキすることが多いです


たとえば

「このワゴン一杯に詰め込んだ荷物を
 このチームの人たちで目的地まで運んでおいてください」


というミッションが与えられたとしたら
(実際にそんなミッションに遭遇したことはない)

計画を立てるところから実施まで
沢山の準備が必要です


その取り掛かり段階で

「じゃあ誰が初めの声をあげます?」


のような
腹の探り合いみたいな空気がいたたまれないのです


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(できればやりたくないよなぁ)
(やりたくて集まっているわけじゃないし)



自分にもそういう思いがないわけではないので
その気持ちもすごくよくわかります


だけど私自身は

(どうせやるのなら全員で気持ちよく進めていきたい)

なるべく早めにそんな風に切り替えたくて
あれこれ動くものの

その辺のギャップが埋まらないのか
私だけが空回りしているのか
なかなか上手くいかなくて


最終的には
「じゃあ、私やります」といっては

あれこれ抱え込み
キャパオーバーになってしまうこともありました


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これまで
同じようなパターンにハマっては
自己嫌悪に陥ることの繰り返しだったので

今回はそれはやめようと思いました


「このワゴン一杯に詰め込んだ荷物を
 このチームの人たちで目的地まで運んでおいてください」



・そのワゴンはどれくらいの大きさか
・実際の荷物の重量と一度に運べる量
・目的地までにはどういうポイントがありそうか
・いくつかのルートについてのシュミレーション

・私自身は上記の点がわかっていると安心だということ
・それぞれの都合のすり合わせはもちろん、
 今抱えている不安や疑問があればシェアしておきたいということ
・大まかな役割と負担の大きい箇所の細分化の提案

(↑例え話なので実際にはこんなに堅苦しくありませんが)


そんなことを自分なりに伝えてみると
メンバーからも
それぞれの考えや想いが上がってきて

「みんなでサポートし合いながら気持ちよく進めていきたいですね」

最後はそんな言葉で締めくくられました


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何だか上手く言えないのですが
とても感動したし

これからそのミッションを遂行するにあたって
色々やり取りしていくのが楽しみになってきました


「誰と何を運ぶか」よりも
「誰とどうやって運ぶか」の方が

私にとっては大事なのだなと
気づいた瞬間でもありました


時間をかけて
その荷物を運んでいくことになりそうですが

これまでとはまた違った気持ちを味わえそうです




怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント

山本周子(やまもとちかこ)

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