逃げるということ

- Category - 怒りん坊日記



「逃げる」というよりも

そこに居続けるかどうかは
自分で選んでも大丈夫なのだと思います


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「逃げる」と聞くと

卑怯だ
ズルい

あまり良くないイメージでした
(少なくとも私にとっては)


子どもの頃は

逃げないことで
結果を出せたこともあったし

そのことで自信に繋がったり
自分の粘り強さを育ててくれた気もします



ところが
大人になるにつれて少しずつ

(それが全てではなかったな)

そんな場面も沢山あったなと振り返ってみて感じます



本当はとても辛くてストレスを感じていたけれど
「逃げる」という選択肢を持てなかった私は

身体の不調によってはじめて

(これはマズイかも)

危機感を感じました


自分の苦しさや生き辛さに
知らず知らずのうちにフタをして

無意識のうちに
鈍感になってしまっていたのだと思います


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長い時間をかけて
結果的にそこから離れることになったのですが

直前まで
そこに居続ける言い訳をあれこれしたくなったのは
「逃げるべきではない」が
自分の中に強くあったからだと思います


実際に離れてみて気づいたのは

そこに居続けたからといって
あるいは
そこに居続けるのをやめたからといって

周りは私に対して執着はない
私自身が執着していただけなのだな

ということでした


どちらを選んだとしても
それで心身の安全を確保できるのだとしたら
その選択は卑怯でも何でもない

今はそんな風に思います


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あんなに生き辛い思いをしてまで
どうしてそこに居なければと思っていたのだろう

その時々で
一生懸命最良の選択をしていたとは思いますが

そこに居続けるべき

時間はかかりましたが
実際に手放してみると

遠い景色に感じられます



私自身がそうであったように

子どもたちも
「逃げてはいけない」
そんな風に感じていることがあるかもしれません


でも
本当に辛いときには「逃げる」も大事

自分を守るために
そんな選択肢もあるということを
共有しておきたいと思っています




怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント

山本周子(やまもとちかこ)

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