今どきいなくもないんだなぁ
やっぱり見間違いではなかった
自分の思い込みのせいで
なかなか受け入れらずにいた光景でした
***********************
通勤時に
毎朝すれ違う自転車の女子高生がいるのですが
サラサラのロングヘアに
ミニスカートの制服
自分の頃にはできなかった
オシャレな着こなしで
すれ違うだけで爽やかさを感じるのですが
(こちらは朝から汗だく)
毎回
何かをくわえているのです
あるときは「パン」
あるときは「とうもろこし」
あるときは「ペロペロキャンディー」
今振り返ると
可笑しいのですが
初めにそれを見かけたとき
(そんなバカな!)
が頭をよぎりました
***********************
朝ご飯をくわえて通学なんて
マンガの中の話だと思っていたので
少しの驚きと
(はい?)
ものすごい違和感がありました
この光景を
アンガーマネジメント的に考えてみると
自分の価値観とは違いますが
(少なくとも私はやらない)
許容できなくもないので
「まぁいいか」
で終わらせられるものでした
もしこれが
「まぁいいか」では済ませられない
(とうてい許容できない)
怒らなければ後悔するなと自分が線引きするのであれば
これは怒る必要があることになります
***********************
そんなことを考えながら過ごしていたら
いつの間にか
彼女を見かけるのが
毎朝楽しみになっていました
(今朝は何食べてるのかなぁ)
たまに
何もくわえていないことがあると
(あ!見逃しちゃった)
(今日は時間がなかったのかなぁ)
そんな風にさえ感じるようになりました
初めは「違和感」だらけだった光景が
「まぁいいか」に仕分けられて
「まぁいいか」の
その先にあったものは
「興味津々」な感覚でした
そんな今日
いつもの時間にすれ違った彼女は
ラップに包まれたおにぎりを食べていました
(お家の人に作ってもらったのかなぁ)
勝手に想像して
勝手にほっこりしていた朝の時間
一日穏やかに過ごせました
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)