その先にあったもの

- Category - 怒りん坊日記



今どきいなくもないんだなぁ
やっぱり見間違いではなかった


自分の思い込みのせいで
なかなか受け入れらずにいた光景でした


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通勤時に
毎朝すれ違う自転車の女子高生がいるのですが

サラサラのロングヘアに
ミニスカートの制服

自分の頃にはできなかった
オシャレな着こなしで

すれ違うだけで爽やかさを感じるのですが
(こちらは朝から汗だく)


毎回
何かをくわえているのです

あるときは「パン」
あるときは「とうもろこし」
あるときは「ペロペロキャンディー」


今振り返ると
可笑しいのですが

初めにそれを見かけたとき

(そんなバカな!)

が頭をよぎりました


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朝ご飯をくわえて通学なんて
マンガの中の話だと思っていたので

少しの驚きと

(はい?)

ものすごい違和感がありました


この光景を
アンガーマネジメント的に考えてみると

自分の価値観とは違いますが
(少なくとも私はやらない)
許容できなくもないので

「まぁいいか」

で終わらせられるものでした


もしこれが
「まぁいいか」では済ませられない
(とうてい許容できない)
怒らなければ後悔するなと自分が線引きするのであれば

これは怒る必要があることになります


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そんなことを考えながら過ごしていたら

いつの間にか
彼女を見かけるのが
毎朝楽しみになっていました

(今朝は何食べてるのかなぁ)


たまに
何もくわえていないことがあると

(あ!見逃しちゃった)
(今日は時間がなかったのかなぁ)


そんな風にさえ感じるようになりました



初めは「違和感」だらけだった光景が
「まぁいいか」に仕分けられて

「まぁいいか」の
その先にあったものは
「興味津々」な感覚でした


そんな今日
いつもの時間にすれ違った彼女は
ラップに包まれたおにぎりを食べていました

(お家の人に作ってもらったのかなぁ)

勝手に想像して
勝手にほっこりしていた朝の時間

一日穏やかに過ごせました




怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント

山本周子(やまもとちかこ)

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