行きと帰りで
同じような場面に出くわしました
******************************
電車通勤をしている私にとって
行き帰りの乗り換えなしの車内は
居眠りするか考え事しているか
人間ウォッチしているかですが
(とはいえほぼほぼ居眠りしてる)
今日は一日
目が離せない光景がありました
******************************
深い深い眠りについた男性が
大きく船をこぎはじめ
隣に座っている人に
何度か頭突きしながらもまだスヤスヤ
頭突きされた方は
怒り心頭で
かといってそこから立ち去ることはなく
攻撃的な視線や態度で座り続けていました
******************************
…というのが行きの話
電車を降りてから
目的地にたどり着くまで
(私だったらどうするかな)
(頭突きはイヤだから。車両を変えるかな)
そんなことを考えていました
******************************
…そして帰りの電車内
同じように
船をこいでいるお疲れの男性
(あ!)
そして気づいたときには
隣の方にもたれかかって
いや、もはや
しなだれかかっていました
******************************
(どうするのかな)
朝の光景を見ていただけに
同じような感じにハラハラしていたのですが
もたれかかられている方の男性は
普通に座っていて
何なら少し肩を貸してあげているようにも見えました
(思わず二度見)
その方の着ているダウンジャケットが
まるで抱き枕のように受け止めていて
しなだれかかっている男性は
それはそれは気持ちよさそうに寝ていました
******************************
そしてさらに
ダウンジャケット伯爵は(呼び方!)
自分が降りる際に
申し訳なさそうに席を外していました
(…!何だか神!!)
その安定感たるや
言葉にできないものがありました
******************************
出来事は同じであっても
捉え方は人それぞれ
いい悪いではなくて
そういうものなのだということを
あらためて感じさせられた出来事でした
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)

人気ブログランキング