脅し文句と覚悟

- Category - 怒りん坊日記



〇〇しないと△△させないよ


子どもをコントロールしたくなってしまうとき
ついつい「脅し文句」を採用してしまいます

 
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子どもが小さな頃だと

手を洗わないとお菓子あげないよ
いい子にしていないともう帰るよ



つい最近でも

宿題しないとゲームはやらせないよ
時間までに起きないと買い物に連れて行かないよ




だけど最終的には

あれこれ言いつつすぐには帰らないし
時間までに起きなくても
ぶつぶつ文句を言って起こしては連れて行く


そこにモヤモヤが漂っていました




少し前に
何かで読んだのですが

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例えば
「もし○○するのだったなら帰るよ!」
と言ったのであれば
(○○はケンカだったり、騒ぐだったり)

○○したときには
本当に帰るべきだ

そうでなければ
子どもは
親の言葉を信用しなくなる

脅し文句を使うということは
それなりに覚悟が必要

————————————————–

というような内容でした

その時々の状況もあるでしょうけど
それも一理あるのかもしれないとは思います


ただやはり

○○しないと△△させないよ

というのはリクエストではありません


次からは○○してね

これを安全な方法で伝えていくだけなのだろうなとは
思います

 
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実はここまでが前置きで(長っ!)



先日
8時に家を出て
私の用事を済ませ
そこから買い物に行くという予定がありました


長女は部活
次男は保育園

次女と長男が一緒に行きたいというので

「じゃあ、7時50分までに支度を終えて準備できたら一緒にまいりましょう」
「一応、6時半に声を掛けて起こすね」

という約束を前日の夜にして
当日を迎えました



約束通り
6時半に声を掛けました

長男は6時45分に起きてきてご飯を食べ始めましたが
次女は起きてこず
7時半にもう一度様子を見に行くと爆睡していました

…ダメだこりゃ


これまでなら
無理やり起こして連れて行っていたかもしれません



でも

今回は置いて行ってみました


本当は一緒に行きたかったけれど残念です
①朝ご飯は〇〇にあります
②着替えたら洗濯機を回しておいてね
△時頃に帰ります

そんなメモを残しておきました



そして数時間後帰ってみると

朝ご飯のお皿は洗ってあって
洗濯機も回してあって

次女は宿題のポスターを描いていました

 
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これまで
連れて行きはするものの

何だかイライラして
車中でブツブツ小言を言ったり
気分の悪い空気が漂っていました



だけどこの日は

起きてこなかったことに対して
私は何も言うことはなかったし
(メモに託したのでそれで気が済んだ)

連れて行ってもらえなかったことに
次女も何も言いませんでした
(多分納得しているのだろう)



これで良かったのかも


そんな風に思えました



それは

脅し文句を言うときには覚悟をして

というのとは少し意味合いが違っていて
(少なくとも私の中では)


連れて行ってもいいし
連れて行かなくてもいいのだけど
どちらが自分がムダにイライラせずに済むか

(あとで後悔しない方を選べばよいのかも)

そんな風に感じています

 
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例えばこれが

旅行に行く
とか
高いチケットのミュージカルに行く
とかだと

状況は変わってくるかもしれないし
(大人の事情もあるわけで)


そこに
「このときは何があっても絶対にこれ!」
みたいなものをあてがってしまうと
しんどくなるのかもしれません


思い込みと事実を切り離して
融通の利きにくい自分の思考のクセをほぐすのも
私にとっては必要なトレーニングだなぁと感じています




怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント

山本周子(やまもとちかこ)

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