「今、私、黄色ですから」
言った方は気が済んだとしても
言われた方は「はい?」状態です
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自分の状態を把握するとき
私は色で感じることや考えることが多いです
たとえば
とっても良い状態のときは「青」や「緑」
ちょっと不調気味のときは「黄色」
とっても不調のときは「赤」
以前
ものすごく理不尽な怒られ方をして
「ごめんねー、ちょっと余裕なくてさ」
とあとになって弁明されたことがありましたが
(あー、黄色から赤になってたんですね)
相手の言葉を聞きながら
そんな風にイメージしていたのを思い出しました
(到底その理不尽さに納得はできない)
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自分の状態を把握することは大切です
だけど
それを相手に声高に伝えればいいということではありません
「私は今黄色です(だからこんなに不機嫌だけどしょうがないよね)」
それを伝えられた方はたまったもんじゃありません
(あ、そうだったんですね…だからか!)にはなったとしても
(じゃあ、しょうがないですよね)とはいきません
自分が不機嫌だったら
理不尽な怒り方をしても良いということではないし
ましてや
機嫌の良し悪しで怒って良いということではありません
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「私は今黄色です」
自分の状態を把握するために
自分自身に対しては使えたとしても
それを周りに強要したり強制したり
自分を正当化するためには使えません
「私は今黄色だから」
イライラしやすいのだな
怒りが大きくなりやすい状態だな
そんな風に把握することで
普段から「青」や「緑」の状態を意識できたり
そのために具体的に取り組めることが
見つけやすくなるかもしれません
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私にとっての「赤」は
自分ではコントロールできないくらい
怒りに振り回されている状態のイメージです
アンガーマネジメントを知る前の私は
イラッとしたら「赤」まっしぐら
「黄色」や「緑」「青」があることに気づけないくらい
自分の状態にも鈍感だったのだと思います
アンガーマネジメントに取り組む中で
ちょっとずつ淡い色味にも気づけたり
自分にとっての「青」や「緑」のために
立ち止まったりできるようにもなりました
色に限ったことではないけれど
イメージしたり言語化したり
そのことが自分自身を客観視に把握するのに
役立っているような気がします
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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