よそはよそ

- Category - 怒りん坊日記



「よそはよそ、うちはうち」


聞かれてもいないのに
答えている自分がいました


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「SNSとの付き合い方につきましては、各家庭でルールを…」


確かそんな話が
学校からあったような気がします(長女のとき)

そこから数年
そんなに悩まされることなくきましたが

数年たち
それぞれがスマホを持ち始めるようになると
難しい面が出てきました


我が家は家電を持たないので
連絡用にどうしても必要ではあるのですが

通話以外の機能が沢山あるスマホは
とても誘惑が多いのです
(大人にとってもそうだけど)


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ゲームだってできちゃうし
どこへでも持ち運びできちゃうし

一度夢中になると
時間を忘れて魅了されてしまう(のでしょう)


やらなければならないことと
やりたいことがあるのは
本人もわかっているようだけれど

やりたいことをしたいがために
やらなければいけないことが
あまりにもないがしろにされている様子だったので

一度手を止めて
話し合いをすることになりました


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長時間通信できる友だちに誘われて
ついついやめられない

当初「連絡用だよ」
そう言って手渡したスマホはゲーム機と化していて

我が家のルールでは
完全にアウトでした


こちらの言い分を
何とも不満そうに睨みながら

何やら言いたげだけど
決して口を開かない我が子


「よそはよそ、うちはうち」


何も言われないうちから
勝手にそう答えている自分が居ました


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(これ、まんまだな)


長電話を注意されたとき
遠出してはダメだと言われたとき

私が親から言われていたセリフでした


子どもの不満げな顔が
昔の自分の姿と重なって

(何で!〇〇の家は良くてウチはダメっておかしいやん!)

そんな文句が
どこからともなく聞こえていたからでした(空耳)


よそがどうとか
周りがどうではなく

「我が家は」
「私は」なのだけど

無意識のうちに
「よそはよそ、うちはうち」が出てきていたのだなと思いました


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「私はこう思う」
「だから、これは許容できない」

に対して

「でも自分はこう思う」
「だから、ここまでは許可して欲しい」


を私は聞きたいのだと思います


子どもの言い分を
わがままとか好き勝手と捉えて

頭ごなしに怒ったり
力ずくで解決するのではなく


何でそれをやりたいんだろ
そもそもどう考えてるんだろ


子どもの意見を聞きつつ
すり合わせしたい

そんな思いがありました


だからこそ
淡々と自分の思いを伝えはしたのですが

子どもの口が開くまでには
まだまだしばらく掛かりそうです
(きっとそういうお年頃なので)




怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント

山本周子(やまもとちかこ)

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