あの荷物はどうなったんだろう
時間が経ってみれば
難なく普通にそんなことを考えられました
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仕事終わりに立ち寄った郵便局は
私と同じように
疲れを背負った人たちでごった返していました
並んでいる人は10人ちょっとでしたが
3桁の番号札を眺めていると
順番が来るのが
とてつもなく遅く感じられました
皆さんそれぞれの用事があって
順番が来るのをじっと待っていたのですが
こういうとき
ついつい耳が開いてしまうのが私の悪いクセです
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「駐車券を車に置いてきたから15分しかないの!」
大きな段ボールを抱えたその人は
・フタを閉じたいんだけど入りきらない
・段ボールを切って何とかフタをしたいけど何にも持ってきてない
・送り先もメモしてきたけど殴り書きでよくわからない
声を荒げてそんな主張を繰り返していました
「それはこちらではいたしかねるんですよ」
ガムテープとハサミを持って来たあとで
何度もそう説明しているスタッフの方に向かって
まるで駄々っ子のように
同じ主張を繰り返していました
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私はそのあとすぐにその場を離れることになったので
その後その方がどうなったのかは知る由もないのですが
(自分の用事なのだから自分でやるべき)
そんな「べき」が破られていたため
じんわりとした怒りを感じていました
(怒り自体は低い温度でしたが)
それと同時に
不思議な「羨ましさ」のようなものもありました
(あんな風に丸投げできるなんて)
自分は絶対にそうはしないだろうけど
私とそんなに変わらない年齢の女性の
あまりにも潔い(?)丸投げと
気持ちよいくらいの無防備さに
驚きつつもありつつ
ちょっとうらやましいなとも感じたのでした
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家の近くの郵便局は
いつも凄く混雑していますが
遅い時間まで空いているので
仕事帰りにも用事を済ますことができます
親しくしている方でも
実は住所を存じ上げない方が多いです
(SNSでやり取りするのがほとんど)
お送りするハガキは
年々枚数が減っていきますが
それでも手紙のやりとりは
好きで続けています
住所はわからないけれど
これを読んで下さっている皆まさにも
暑中お見舞い申し上げます
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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