「……できたけど？」
私が半日かかってもできなかったのに
5分足らずで解決でした
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大切な資料をごっそり
うっかり削除してしまい
イヤな汗が
背中をツーッとつたいました
（やっちまった！）
慌てて戻したのですが
ファイルは空っぽ
あれこれググって
試してはみたものの
どこかにあるはずのそれらは
一向に姿を現してはくれませんでした
（うそーん！）
イチから作り直そうかと思いましたが
膨大な時間が掛かることは目に見えていたので
しばらく寝かせておくことにしました
（現実逃避）
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救世主（夫）が帰宅したのは
それから5時間後のこと
かくかくしかじか
こちらは汗だくで説明したのですが
「へぇ…」
フッと姿を消し
5分後に現れたときには
私のパソコンに
資料の全てが蘇っていました
「…できたけど？」
（なぬーっ！）
丁重にお礼を申し上げて
なぜか握手をしてその場は終わったのですが
いい意味で
早々に諦めておいて良かったなと感じたのでした
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自分が半日掛かってもできないことが
たったの5分でできる人もいる
もちろん自分で解決できれば
それはそれで達成感はあるだろうけど
ムダにあがいていたであろう時間を考えると
少なからず怒りを動員していたに違いありません
できることはできる人にお願いした方が
心身共に健康でいられるなと感じた瞬間でした
私は昔から
どちらかというと
人に頼ることに
後ろめたさや罪悪感があって
頼ることもできなければ
それを解決できない自分にも
腹を立てては
イライラしていることが多かったです
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だけどそれは
見方を変えれば
自分で何でも解決できるほど
有能ではないのだから
それができるはずと思い込むのは
ある意味うぬぼれではないのか
そう考えたら
人に頼ることに対する
抵抗感がグッと小さくなりました
自分ができないことは
できる人にお願いした方が早い
自分ができることは
お願いされたら快く引き受けたいな
そんな風に感じました
（たとえばお掃除とか）
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子（やまもとちかこ）
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