それは求められていない

- Category - 怒りん坊日記



(〇〇すればいいのになぁ)


ついつい
もどかしさが覆い被さってきてしまいます


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少し前の話

息子が
お友だちと遊びに行く約束をしていました


ところが
天気予報が外れて大雨が降り

待ち合わせの場所を変えようか
集合時間を早めようか

あれこれウロウロしていました


何人かのグループLINEでやり取りしていたようですが
(今って本当に便利ですね)

スマホを持っていないメンバーもいて
その子とは学校での口約束だけ

連絡を取る術がないと
あれこれウロウロしていました


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(いやいや、電話すればいいんじゃないかなぁ)


滅多に使う機会のない
連絡網を引っ張り出してきて

息子に渡すも
手に取ってすぐその辺に置いていました

親御さんの連絡先なので掛けにくいのかなと思い
どういう風に話したらいいかアドバイスしてみたのですが

掛けようとはせず
あれこれウロウロするばかりでした


私の中では
できるサポートはしたつもりだったので

それ以上は声を掛けることなく
しばらく様子を伺うことにしました


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連絡のつかないその子は
多分当初の約束の場所に来ているだろうと

最初に約束した場所に
最初に約束した時間に出かけて行きました


そこから雨足がさらに強まり
ちょっと心配していましたが

夕方になって
びしょぬれで元気に帰ってきました


「〇〇くん、ちゃんと来てたよ」


楽しそうに話す様子を見て
良かったなと思いました


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こちらとしては
効率の悪さや

のらりくらり行ったり来たりしている様子に
もどかしさを感じてやきもきしてしまいますが


息子としては
そんな気持ちの揺らぎに

ただ寄り添って欲しかっただけなのだと思います


大人の立ち位置からの正解
それは求められていなくて

頭ではわかっていても
何となくそうはできない

そこに共感して欲しかったり
それでもいいよと見守っていて欲しい


きっとそういう状態だったのだろうなと思いながら
自分自身も色々試されているような気がしたのでした




怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント

山本周子(やまもとちかこ)

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