(……むす)
様子が丸わかりだったために
イラッとしてしまいました
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とある申し込みに行ったときのこと
思いがけず道が空いていたので
かなり早めに会場に着きました
(遅れるよりは随分マシだな)
そんなことを考えながら
受付の場所へ行くと
職員の方々が
机の周りで雑談していました
こちらは一人だし
特にすることもないので
時計を眺めながら
何気なく待っていたのですが
そこで雑談に花を咲かせていた(?)
職員の方々は
受け付け開始の2分前になって
慌てて資料の準備を始め
定刻になったことにさえ気づいていない様子でした
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(ほぅ…)
私はただただ
それを眺めていたのですが
結局受付開始したのは
定刻の3分遅れで
さらにそれに対して
何のコメントもなく
「どうぞー」と
そのままスタートしました
ムカムカ
イライラ
カチン
私がそのとき感じていた怒りは
そのような音を立てていたと思います
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「時間を守るべき」
自分の中のそんな「べき」が裏切られたから
怒りを感じたのですが
①こちらは時間どおりに来て待っているのだからそれはないんじゃない?
②雑談していた時間があるのだから準備はできたんじゃないの?
③約束の時間を守らなかったのだから一言あってもいいんじゃありませんか?
早めに着いたために
思いがけない待ち時間ができてしまったこと
中の様子を垣間見てしまったために
準備が円滑でなかったと解釈してしまったこと
そのような要因があり①②を感じました
さらにもし最前列に並んでいなかったとしたら
時間通りスタートしたかどうかも把握していなかっただろうから
もしかしたら③にも気づかなかったのかもしれません
怒りは感じたけれど
私の中では「怒る必要のないこと」でした
もしこれが15分を越えていたら
そうではなかったかと思いますが
3分は許容範囲だったので
(まぁいいか)で終わりました
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「時間は守るべき」という自分の価値観が
裏切られる場面に遭遇することは少なくありませんが
だからといって
毎回その度にフルパワーで怒りまくっていたら
相手との関係が思わぬ方向へ進むこともあるし
何より自分自身が疲弊してしまいます
怒る回数を減らすというよりも
自分が本当に許容できないのはどのラインなのか
自分自身の基準を明確にすることによって
必要以上にイライラしなくて済みます
結果それは
自分自身が楽でいられるということです
そう考えられれば
ここぞというときに
自分や相手を大切にできるような気がします
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)

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