どのライン

- Category - 怒りん坊日記



……( ゚д゚)ハッ!



長い長い待ち時間
ついつい耳がダンボでした


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とある場所へ手続きに行ったときのこと

わかってはいたのです
予想はしていたのです

だけど
8人待ちかぁ

発券機からベロンと出てきたカードを受け取り
ため息が出てしまいました


いつもなら

読みたい本をカバンにしのばせておくのですが
それもうっかり忘れてしまい

スマホでも触っていようかと思ったら
充電が少なすぎたのでやめて置いて

することがなかったので(言い訳)
耳だけダンボで周りの声を色々拾っていました


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「あー、微妙なラインです」
「そうですねー、微妙なラインです」
「び、みょうなラインですー」


(……なに?)



あまりにも微妙微妙だと聞こえたので
気になって聞いていると

どうやら
待ち時間が30分越えるかどうかという
急ぎの用を控えた方への返答のようでした


「あんまり長いこと待ってられないのよ」
「30分超えるようなら出直すのだけど」



その方は
連呼される「微妙なライン」というところに
ちょっと引っかかっているようで

ハッキリして欲しそうな雰囲気でした
(と、私は勝手に分析していました)


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30分超えるかもしれないし
30分は超えないかもしれない

状況からみても
正直なところだったと思います


でも多分
求められていたのは
その正直さではなくて

超える可能性と
超えない可能性

どちらが高そうかという
見立てだったのかもしれません


その返答によっては
(じゃあ、もう少し待とう)とか
(じゃあ、今日は引き上げよう)といった

その人自身が決めるための
キッカケが欲しかったのかもしれないなと思いました


私は全くの部外者でしたが
たとえその見立てが外れたからといって

それに対して怒るような方には見えなかったので
余計にそう感じたのかもしれません


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相手のニーズにこたえる

良く求められることではあるけれど
意外に難しいことでもあります


相手が何に対してどう捉えていて
何に対するどういう答えを求めているのか

自分なりにその見極めをして

相手にとっての必要な情報と
自分にとって伝えたいことを

どのように伝えていくか


「これってどういう意味~?」


自分から聞いておいて

急に他のことを始めたり
カラ返事でどこかへ行ってしまったり

昨夜の我が子の姿が浮かんできて
(そっかぁ)と考えさせられた待ち時間でした




怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント

山本周子(やまもとちかこ)

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