(ここまでどうやって来たんだっけ?はて?)
「白昼夢」というのとは少し違いますが
生まれて初めての不思議な感覚でした
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手芸雑貨を買いに行った商店で
懐かしい方とバッタリ会いました
家族構成もよく似ていたその方とは
同じくらいの時期に一番末っ子を授かって
上の子たちのお世話もあり
てんてこ舞いだった時間を何となく共有しているような感じがあって
私にとっては
「同志」のような存在でした
あの頃はとっても大変だったけど
あっという間で本当に楽しかったよねと涙して
しばらく近況報告をしたり
思い出話に花を咲かせていたのですが
「そろそろ帰らなきゃ」
ということになりました
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「そういえば、どうやって来てるの?」
そう尋ねられて
(あれ?車?いやいや、どうやって来たんだっけ?)
その瞬間
パチンと風船が割れたようにして目が覚めました
(夢を見ていただけだったのです)
よく考えてみたら
あの商店のおばちゃんはとっくに亡くなっているし
そもそもその商店は
子どもの頃にノートを買いに行っていた古いお店で
私の実家の近くにあり
その友人とは会うはずもない場所
パチン夢から覚めた瞬間に
色んなものがとけはじめ
しばらくしてから
(これは夢だったんだな)と
そこでようやく辻褄が合ったという
私にとっては初めての不思議な体験でした
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夢の中では
嬉しさももちろんあったけれど
終盤には「不思議な感覚」と
なぜか「無に近いような感覚」が多くを占めていて
キツネにつままれたような感じとは
こういう感覚なのかもしれないなと感じました
加えて
怒りとは全く無縁の感情でした
結局「夢を見ていた」のだから
「白昼夢」ではないのだけど
気になって調べてみたら
「白昼夢」とは……
白昼夢(はくちゅうむ)は、日中、目覚めている状態で、現実で起きているかのような空想や想像を夢のように映像として見る非現実的な体験、または、そのような非現実的な幻想にふけっている状態を表す言葉。願望を空想する例が多い。白日夢(はくじつむ)とも呼ばれ、英語では、デイドリーム(英語:daydream)と呼ばれる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
……のだそうです
「デイドリーム」という響きの良さに
何だかほっこりしたのでした
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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