なにくそ、と思ったでしょ
面と向かってそう言われ
ドキッとしました
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決して嫌いではないけれど苦手な感覚が漂う場があり
その方とは定期的にご一緒させて頂くことがあります
何が「苦手」なのかというと
その方の
とても的確に物事をとらえて
ズバッと切り込む合理的なやり方がそこにはあって
毎回どストレートに指摘されるので
あまりにも自分の未熟さを思い知らされて
これでいいのかと
自分の足元がグラグラと不安定になる感覚があって
正直なところ
苦手なのは
「その方」ではなくて
「自分の劣等感を味わわざるを得ない」
自分の立ち位置です
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そんな感覚にやっとこさ気づいて
さてどうしていこうかと考えていた矢先に
「あなた、私のこと苦手でしょ」
「なにくそ、と思ってるでしょ」
ズバリ指摘されてしまいました(お見通し!)
「はぁ、まぁ…」とか
「いえいえ、とんでもないです!」とか
色んな選択肢がありましたが
私の本当の思いとは少し違っていました
「…確かに『なにくそ』とは思ったのですが、それは自分に対して常々思っているところがあって…(かくかくしかじか←しどろもどろ)」
ずいぶん時間はかかりましたが
自分の中にあった「苦手」に対してゆっくり説明してみました
黙って聞いて下さっていたその方は
「あなたはそれでいいんですよ、自分の『苦手』と上手に付き合っていけば」
そんな風に声を掛けて下さいました
その後もその方の言葉がずっと頭に残っています
自分の怒りの感情と上手に付き合う
自分の苦手な面と上手に付き合っていく
アンガーマネジメントと同じだなぁと感じました
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自分にはコントロールできないことや
自分にとって重要ではないことには
「あえて関わらない」という選択肢もあります
自分がモヤモヤしてしまう人間関係には
しがみつく必要はないし
これはコントロールできないなと諦めてもいいし
選択権は自分にあるのだけど
捨てたもんじゃないなぁ
そんな風に感じたのでした
(ご一緒させて頂くことになったご縁に感謝)
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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