気遣いと心遣い

- Category - 怒りん坊日記

とても真似できないなぁ
すごいなぁ


そう感じたことがありました

 
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とあるお店で食事をしたときのこと

私は初めての場所だったのですが
ご一緒させて頂いた方の中に
そのお店の常連さんがいらっしゃいました


食事を終えたタイミングで

「よろしければどうぞ」

そっと差し出されたのは
個包装された甘い梅干しでした


(わ!嬉しいなぁ)


遠慮なく頂いて
口の中に甘酸っぱさが広がったころ

「よろしければどうぞ」

今度は温かいお茶を出して下さいました

なんて心遣い!プロ!

 
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ひそかに感激していると

常連の方の前には
お茶ではなくてグラスに入ったお水が届いていました


「ここの店員さんは、自分が何度か食後に薬を飲むのを覚えてくれていて、毎回お茶ではなくてお水をくれるんだよ」
「しかも、キンキンに冷えてるのじゃなくて、身体に優しいぬるさなんだよ」


(すごいなぁ!)


またまた感動してしまいました



私がその店員さんだったら
きっと

「お水はいかがですか」
「お薬を飲まれるのでしたらお茶よりもお水がよろしいですか」

そう声を掛けるのが精一杯のような気がします
(もしかしたらそれにさえ気づかないこともあるかもしれません)


さりげない心遣いをして下さる店員さんも
それを「優しいぬるさ」と受け取るその方も
素敵だなぁと思いました

 
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イライラしているとき
思わぬ周りの気遣いや心遣いに
ホッコリさせられることがあります


そんなさりげない優しさに気づいて
ありがたいなぁと受け取れる
心の余裕を持っていたいなぁと思います




怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント

山本周子(やまもとちかこ)

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