ひぃー!帰りてぇ!
最初の5分くらいはそんな風に感じていました
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今日はとある会議に参加していました
仕事も年代も違う人たちと
いくつかのテーマについて議論するという場です
色んな役職を何年も歴任されている
ベテランの方々が10名近くいらっしゃる中
今年度から参加するのは私一人だったので
まずはその場に慣れようと、ひたすらよく聞いていました
あるテーマに差し掛かったとき
その場の空気が少しピリッとして
話をしている方の声のトーンも高くなりました
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どうやら
昨年から持ち越している内容で
解決策が見つからない、というような感じでした
(私以外の方は事細かに把握している様子)
「それはおかしいと思いますよ」
Aの立場でBのやり方に異議を唱える人
「こちらとしては譲れない部分ですね」
Bの立場でAのやり方は受け入れられないという人
「どっちがいいんかねぇ」
AとBのどちらを採用するべきか頭を悩ませる人
「………。」
何とか状況を呑み込もうとしている人(←私)
口調は穏やかでも
明らかに緊張感が漂ってきて
ヒヤヒヤしつつ、帰りたくなってしまいました
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そうするうちに
「ぜーんぶ出してみようや」
奥歯に挟まっているものも全部出してとりあえず並べてみようという、ある方のひと言から
それぞれが思っていることを全員が丁寧に積み上げていきました
おお!不思議!
そこに出来上がったのは
AにはAとしての
BにはBとしての立ち位置があって
どちらもわかる
私たちが達成したい目的は〇〇で
そのためにはどちらの良さも含みつつ
こういうのはどうでしょう
そんな意見が出てきて
満場一致でした
おお!不思議!(2回目)
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意見が対立した時
どちらがもっともらしいことを言っているか
どちらに居るフリをしていれば安全か
実際に行動には移さなくても
私の脳内はそんなスイッチが入ってしまうことがあります
だけど
今日の会議では
そんな私の邪念(!)はどこかに吹っ飛んでいて
(活発な議論とはこれか!)
何だか感動してしまったのでした
次回の会議も楽しみです
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)