保身のためや
その場を丸く収めるために
あえて口をつぐみたくなることがありますが
それは万能なものというわけではなく
あくまでも選択肢のひとつです
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相手に言いたいことがあるのに
思わず我慢するとき
それが結果的に良かったのか悪かったのかは
後にならなければわからないことかもしれませんが
少なくともそれを決める判断基準に
「後悔するかどうか」があるのではないかと私は感じています
そして
小さなこと
ほんの些細なことであればあるほど
そうすることが必要な気がしています
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娘と買い物に行ったときのこと
最寄りのお店で付箋を買いたいというので
一緒について行きました
「もしそこになければちょっと離れたお店まで行こうか」
という雰囲気を何となく漂わせてはいたのですが
私は1軒目のお店でカタがつくだろうとタカをくくっていたので
その雰囲気を軽く考えていました
店内では別行動をしていて
かなりの時間をかけていたので
もう買ったのかと思っていたら
娘は「なかった」と言いました
「じゃあどうする?」と聞いても無言を貫くので
(意味がわからんぞ?)
ちょっとイライラしながらも
「じゃあ、ちょっと離れたお店に行く?」と聞くと
「今から?」と娘
他人事のような返答に再びイラッとし
無言で2軒目に向かいました
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もしその場で文句を言ったとしたら
きっと娘もヘソを曲げ
不穏な空気になるのはわかりきっていたので
とりあえず淡々と買い物を済ませました
だけどその帰り道
どうにもこうにもモヤモヤしていた私は
いつもなら(もぅええか)とやり過ごしていたところ
それってどうなのかなぁと
ぼんやり考えていました
しばらく考えたあと
無事買えて良かったねということと
私としてはどちらでも構わなかったのだけど
自分のお買い物なのだからそれは自分で決めて欲しかったな
そのことを伝えました
娘は
そうだったのかというような表情だったので
私としては
きちんと伝えておいて良かったと思いました
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その場を穏便にやり過ごすことよりも
次に繋がるコミュニケーションに重きを置くのなら
自分にとって必要な行動は見えてくるのではないか
そんな風に感じました
結果的に
2軒目は充実した品揃えだったので
私も付箋を購入するときには
そちらを利用したいと思います
(来年度の手帳に活用しようっと)
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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