周りは全員
(はいっ?)
という感じだったのですが
本人にとっては
大事件だったようです
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その日の夕飯はオムライス
次男「ケチャップかけて?」
次女「いいよ」
その他の人たち「……(もぐもぐ)」
いつもの光景だったのですが
そんなとき事件は起きました
次男が急に泣き出し
そこに居た誰もが首をかしげました
一体何が起こったのか
目の前にいた次女にも謎だったようで
次男はひたすら泣き続けました
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どこかケガをしたり痛い思いをしたのかと聞くと
違う違うと首を横に振るだけで
なかなか泣き止まず
夫は
(そっとしておいてやったら?)
そう言いたげ
私は
これはそのままにしておかない方がいいなと感じたので
次男を膝に乗せ
涙が止まり落ち着くのを待ってみました
どうやら
このオムライスが関係しているということはわかったので
「理由を言いたくなかったら言わなくてもいいけど
また今度オムライスだったときに、同じことが起こるかもしれないよ?
『ぼくはこうしてほしいよ』と言っておいたら次からそうしてもらえるかも」
そんな風に伝えてみました
すると
「…ケチャップがね、『おかお』がよかった…ぐすん」
これが理由だったようです
(ズコーッ!←一同ズッコケる音)
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その場で感じたイラ立ちや不快感を
ダイレクトに表現することはたやすいけれど
その方法では
相手にわかって欲しいことは伝わりません
本当はどうしたいのか
つぎからはどうして欲しいのか
自分自身がそれに気づいたとき
安全な形で周りに言葉で伝える
大人にとっても子どもにとっても
大切なことだと思います
「へへへっ!めがわらってる」
最初にかけてもらったケチャップは
スプーンで横によけて
長男と一緒にニコちゃん顔を書いてもらい
次男は満足そうでした
せっかくのオムライスが
すっかり冷めてしまったのは残念でしたが
リクエストをきちんと伝えられたおかげで
次回からはそうしてもらえそうです
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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