背景を知れば見えてくるもの
それは
「見ようとしなければ見えてこないもの」
なのかもしれません
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粗大ゴミを出しに行くという話が
昨晩夫から出て
私が手伝いに行くつもりだったのですが
今朝になって
急ぎの用ができたため
時間的に行けなくなりました
そこで
暇そうにしている長男に(←毎回すまない)
「急で申し訳ないんだけど(かくかくしかじかで)お願いできる?」
と言うと
ものすごく不機嫌な態度ではありましたが
引き受けてくれました
その後
一緒に行った夫は
「あんなにキレんでもなぁ」
とぼやいていましたが
私の中では
(長男の気持ち、わからんでもないなぁ)
と静かに感じていたのでした
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夫がどのように思っていたのか
細かいところまではわかりませんが
夫の言葉のニュアンスからにじみ出ていた
(ゴミ捨てがそんなにイヤなんか?)
長男の不機嫌の原因はそういうことではないと
私は感じていました
彼はゴミ捨てがイヤだったのではなくて
登校前に使おうと思っていた自分のための時間を
思いがけないタイミングで急遽使えなくなってしまったことに
心底落胆したからこそあんなに不機嫌な態度だったのだろうなと思います
いくら頼まれたからとはいえ
ムリと断ることもできたのに
あえてそれをせず引き受けたのは
まぎれもなく長男自身の選択であるし
(私にとってはありがたかったのですが)
そこでの感情の責任は本人にあります
だからいくらそばで見ているとはいえ
本人以外にはどうしようもないことだし
そこを何とかしようというのは
きっと余計なお世話です
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その場の事実をそれとして受け取ることは
もちろん必要ではあるのだけど
その背景にも目を向けてみることで
さらに客観的に把握できることもあります
そのことによって
相手の感情に引っ張られることなく
そこに居られることもあるのだなぁと
感じたのでした
結局
仏頂面のまま登校していった長男ですが
男子ならではの
力持ちで優しいところに
私はとても救われています
(夫とはまた違った心遣いがあって嬉しかったりもします)
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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