伝えたいことは変わらないのだから
何回目であっても同じはずだよなぁ
そんなことを考えた時間でした
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息子に声を掛けました
洗面所に出しっ放しにしてあった
サッカーの道具を片付けて欲しかったので
「○○(名前)、サッカーの△△片付けてー」
聞こえるであろう音量で呼びかけました
2,3回繰り返すも
何の返事もありませんでした
直接本人の目の前に行って
声を掛ければ良かったのでしょうけれど
掃除中で手が離せなかったので
そのときはそこから声を掛けるしかありませんでした
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気づくと
回数を重ねるごとに
声のボリュームが大きくなっただけではなく
トゲトゲした声色になっていることに気づきました
そこにはいつしか
イライラが漂っていて
まるで
初めは小さかった雪玉が
そこいらじゅうの雪を
グルグルと巻き取って大きくなっていくように
元は小さなイライラだったのに
あっという間にドドーンと大きな怒りに膨れ上がっていたのでした
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(何度も声を掛けているのに!)
(1度呼ばれたら返事をするべき)
(そもそも片付けておくべきでしょ)
(普通こんな所に置きっぱなしにしないよね)
あえて探さなくても
ポロポロと出てくるこれらの自分の「べき」の中に
(もしかしたら聞こえなかったのかな)
そんな感じ方はちっとも含まれていませんでした
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時間をおいて考えてみると
(聞こえなければ返事はできないよね)
(聞こえていない可能性の方が高いかも)
そんな感じ方が
スルリと出てきます
そう考えると
衝動的に声を荒げたりするのは
怒りに振り回されている証拠で
さらに
回数を重ねるごとに乱暴な物言いになるのも
アンガーマネジメント的に考えると失敗です
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その時の私にとって
「その場所を片付けて欲しい」
というのは必要なリクエストです
あえて状況を変えずに伝えるのであれば
1回目であっても10回目であっても
同じトーンで伝えられるのだろうし
どのようにすれば相手に伝わるか
そこにフォーカスできれば
声のトーンに頼るのではなく
もっと他に方法はあっただろうなと思います
次回からは
一旦自分の手を止めて
相手の元へ行って声を掛ける
それで伝わらなければ
また別の方法を考えればいいのだと思います
(トライ&エラーです、はい)
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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