やられたらやりかえす
あまり見ていたくはないけれど
姉弟ゲンカにはありがちな光景です
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下手すると
そのときよりもずいぶん前に遡って
「あのとき◯◯してくれなかったから自分もしてあげない」
「今△△しないのはあのときの分だから」
と言っている姿もよく見かけます
何か嫌なことをされたり
不愉快な思いをさせられたとき
その悔しさから
「もし逆の立場になったら…」
そんな風に思いたくなる気持ちも
わからなくはありません
だけどその瞬間は
そんな小さな報復(?)で気が済んだとしても
あとから押し寄せてくる後味の悪さ
お互いの関係が良くなるどころか
さらに悪化してしまうことを考えると
この方法は決してプラスにはならないのです
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そして実は
自分を怒らせているのは
相手やその出来事ではなくて
そこにあった「自分の価値観が裏切られた」という
自分自身の感じ方によるものです
もしそのときに
「一瞬◯◯と感じたけれど
もしかしたら△△という解釈もあるかもしれないな」
自分自身の感じ方の選択肢が多ければ
その中から自分で自分の感じ方を選ぶことができます
本当に怒る必要のあることは怒ってもいいけれど
とりあえず何でもかんでも怒っていたとしたら
その中には
ムダに怒っていることも含まれているので
その線引きや見極めが大切です
さらに
実際に行動に起こすとなったときには
自分も相手も長期的に健康的でいられるような解決方法を選ぶことで
本当に望んでいる未来に繋がっていくのだと思います
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私「いってらっしゃい」
子「……」
(ちょっと!返事くらいしなさいよ)
(返事しないのなら明日から声かけてやらないから!)
仕返しめいた方向へ走るよりも
(急いでいるのかな)
(聞こえなかったかな)
そう解釈しつつ
たとえ返事がなくても
私は明日も同じように
「いってらっしゃい」と声を掛ける
そうしようと思っています
(という、結局は自分の話です)
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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