本当に腹を立てていたのは

- Category - 怒りん坊日記



子どもたちに対して腹を立てているのだと思っていたら 

実はそうではありませんでした


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子どもたちは
かなり長きにわたって 

通信教育系の学習教材を使っていましたが
どうもこのところ滞りがちでした 


「やるの?」
「やる」 

「やめるの?」
「やめない」


というやり取りをもう何回も続け 
それでも全く手付かずの教材を見る度に 

イライラして 
悲しくなって 
虚しくなって 

また始めのやり取りに戻るのですが 


その問題に対して 
ノータッチの夫に対しても 

鈍い色をした重々しい気持ちを抱えていました 


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私の中での葛藤は 

お金を払っているのだから元をとるべき 
続けていることはやめるべきではない 
やるの言ったのは自分でしょ 


よく考えると本末転倒なのですが

それを取り組むことによって
どういう効果が得られるということではなく 

それを続けることだけに
ずいぶんしがみついていた気がします 


子どもたちに腹を立てているかと思いきや
実は夫に対しても自分に対しても
イライラを抱えていました


全く手付かずの状態が3回続いたとき 

(もういいよね) 

自分の中で
プツリと糸が切れ 

手放すことに
躊躇も何もかも吹き飛んだ感覚になりました 


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私「いったんやめてみよう」 


そこでようやく口を開いた夫の言葉は

夫「せやな」
私「……(ほぅ)」



じゃあどうするかということになったのですが 

そこを補えるものを探してきて
自分が一緒に伴走する 

夫が取り組み始めてくれました 


立場は逆転し 
今は私がノータッチ状態なのですが 

今にして思えば 
夫自身も 

自分が子どもたちとどういう風に関わったら良いのか
わからなかっただけなのかもしれません 


知らぬ存ぜぬ 

そんな態度に見えたのは 
私の感じ方がそうであっただけで 

ただ知らなかっただけ 
わからなかっただけなのかもしれないなぁ 


自分がちんぷんかんぷんの場所に立ってみて 
初めてそれを噛み締めています




怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント

山本周子(やまもとちかこ)

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