思い出話をしていたときのこと
当時は口にすることがなかったけれど
言いながらジワジワ思い出したことがありました
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そういえばこういうことがあったなぁ
夫と話をしていたら
ひょんなことから昔の話になり
当時の感情がよみがえってきたのですが
自分の口から出てきた言葉たちを
自分の耳で聞きながら
あのときは上っ面の話しかできていなかったけれど
実は言えないくらい辛かったことだったのだなと
初めて気づきました
当時は
それを口にしてしまったら
その感情を認めてしまったら
居たたまれないように感じて
口にすることもできなかったのだと思います
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もうすでに終わったことであるし
今さらどうということはないのですが
ふいに口をついて出てきたそのときの思いは
今なら静かに受け止められるようになっていて
そこであらためて自分の心持ちを眺めてみると
今だから言えたのだろうなということと
「大変やったんやな」
夫のそのひとことで十分だったことに
気づいたのでした
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励ましの言葉や
ねぎらいの言葉を欲しくなるときもあるけれど
「そうだったんだね」は
自分自身に掛ける言葉としては
一番しっくりくるものかもしれません
自分自身で選んだ感じ方を
じっくり味わって眺めてみる
たとえ怒りの感情であったとしても
客観的に捉えることができれば
自分にとって必要な行動を
選択していけるような気がしています
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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