何年もこだわって
握りしめていたものを
とあるタイミングで手放してみたら
何てことありませんでした
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一度始めたことは続けるべき
私にはそういう「べき」が強いのだと
自覚している部分はあるのですが
それは
家族に対しても
わりと漂わせがちです
とりわけ
子どもたちの取り組むこと
勉強や部活やお稽古ごとには
一度始めたのだから続けるべき
成果が出るまで頑張るべき
やめるなら明確な理由を提示すべき
そんな「べき」が
ガッチガチにあって
チクチクした違和感に気づきながらも
気のせいだと振り切って
そこを緩めることができない自分がいました
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そんな中
夏休みという
家族で
四六時中一緒に過ごす時間があったり
いつもよりは落ち着いて
頭の中を整理する期間を経て
続けること自体にこだわっている自分
本末転倒になってしまっていたこと
今まで目を背け続けていたこと
色々眺めてみているうちに
(よし、一旦区切りをつけてみよう)
家族の同意のもと
サクサクと手放す手続きをしてみたら
なんてことありませんでした
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続けることに苦しさが垣間見えても
何だか手放すことができなかったのは
私にとっては
自分をイライラさせてしまう
ただの「執着」でした
始めたときはそうでなかったはずなのに
時間の経過とともに
環境や状況が変化することもあります
そういうタイミングで
自分にとって
今必要か・もう必要ないか
その重要度も含めて
見直すしなやかさが
私には欠けていたのだなと感じたのでした
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せっかく始めたのに元が取れてない
またいつか使うかもしれないし
あったら今は使うけど今は確実に使わない
家の中を見渡してみると
色んなモノや色んなことがありますが
これもいつまでも同じ状態ではなく
きっと変わっていくであろうことです
上手に取捨選択しながら
過ごしていきたいなと思います
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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