(わかってるけど!)
不機嫌な背中は
それを物語っていました
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学校から
「マスクはなるべく◯◯の素材で」
という指定がありました
身支度をしながら
いつもになく不満げな息子
彼は◯◯の素材のマスクが気にくわないのです
肌に合わないのか
いつも使っている△△の素材が気に入っているからなのかは
よくわかりませんが
(わかってるけど!)
不機嫌な背中には
そう書いてありました
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「学校で決まってることなんだからみんなそうしてるんじゃないの?」
ありきたりな言葉で
彼を論破してしまうのは簡単ですが
(実際にこれまでそうやってきた)
彼なりに揺れ動く様がわかったので
「じゃあ、両方持ってっちゃえば?行ってみて判断すればいいんじゃない?」
そこでようやく
「うん」と言って家を後にしました
結局はクラスの大半が
指定通りの〇〇素材のマスクだったそうで
同じように彼も〇〇のマスクにしたそうです
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結果的には
そうせざるを得ないことだったとしても
その前段階で少し選択の余地がある
そのワンクッションがあることで
若干救われる部分があったのかもしれないなと思いました
私にとってはどちらでも良いことなので
今回は余裕を持って見守れただけなのかもしれません
進むか戻るか
登るか降るか
それは自分で決めていくことだとしても
私自身の接し方や
彼の一旦身を置く場所が
彼なりにじっくり考えたり
落ち着いて決められるところあればよいなと思います
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色々な考え方や選択があっていい
一択ではないと本人が気づき
そこで暫し
クールダウンしたり充電したりして
(よし!)と自分の意思で一歩を踏み出せる
家庭がそんな意味合いの踊り場であるために
私に何ができるのかなと考える機会になりました
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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