キュッとしたこと

- Category - 怒りん坊日記



こういうことを思い出すとき

きまって
ノドの奥がキュッとします


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それは
私にとっての「大きな後悔や失敗」

やらかしてしまったこと
取り返しのつかないこと

そのこと自体を思い出したとしても
何の解決にもならないのだけど

ふいに浮上してきて
しばらくそこから動けないような感覚になります


そして

それを取り巻いていた人たちの
様々な表情や言葉を思い出しては

赤くなったり青くなったりしている
自分が居たりもします


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若気の至りで済まされたから
あの程度で済んだのかもしれませんが

それでも
ものすごい剣幕で怒られたこともあるし
逃げ場を封じられて責め立てられたこともあります


私にとって
一番キツかったセリフは

「ちゃんとやれ!」
「何でそうなるの!」


ではなく

「あなたは悪くない、悪いのは私!
 あなたに任せても大丈夫だと思った私が
 浅はかだっただけだから!
 安心して?二度と頼まないから」


でした(ズーン!)


その時には
いっそのこと怒鳴られた方がマシだなと
居たたまれなくなったのを覚えています


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そしてなぜか
時々このときのことを思い出してしまうのは

自分は絶対にこういう言い方はするまい

そう自分に言い聞かせるためなのではないかと
最近感じています


怒る必要のあること
叱る必要のあることはあります

ただ
「怒る」「叱る」というのは
声を荒げて相手を責め立てたり
モノに当たって怒っていることを知らしめることではありません


改善や修正が必要であれば
具体的に相手に伝える

次からはこうして欲しいということを
わかりやすい言葉でリクエストする

それが上手に怒るひとつの方法です
(これだけではありませんが)


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過去は変えることはできませんが

ふいに思い出して
ノドの奥がキュッとしたことを

自分を責める材料にするのではなく
上手な怒り方をするためのヒントにして
活かしていきたいと思っています




怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント

山本周子(やまもとちかこ)

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