子どもにそれぞれ言い分があるように
大人にもそれぞれ言い分があるのですが
着目のポイントがそれぞれ違うのだと思います
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この連休は
お天気が悪かったせいもあって
家の中に居る人数が多かったのですが
その分
子どもたちの小競り合いが勃発したり
あれこれ文句を言い合っている場面をよく見かけました
「夫婦喧嘩は犬も食わぬ」ではありませんが
「姉弟ゲンカに親は関わらぬ」
子どもたち同士で解決できそうにないことだったり
手が出たり危険が伴うようであれば
大人が介入する
何となくそういうルールになっています
ただ
同じ場面を眺めていても
私と夫では感じ方が違うというか
着目点が違うのだなということがありました
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布団を片付けるという作業を
子どもたちに託しておいたとき
「早くやってよ」という
姉の言葉に反発する弟
結局
ヘソを曲げた弟は
別の部屋に行ってしまい
そこには
半分だけ片付けられたお布団がありました
(その場で不満げな顔をしている姉)
…という光景を前に
「ついでに片付けておいてやれよ」という夫と
「いや、そういうことじゃないでしょ」と思う私
布団なんて誰が片付けても同じ
みんなで協力してできる人がやればいいじゃないか
「とりあえず片付けて」が出てくる夫と
「決められたお当番は本人がやる」を大事にしたい娘
「頭ごなしに強い言い方をされたらイヤ」な息子
「どっちの気持ちもわかるんだよね」と
もはや布団の上げ下ろしはどうでもよくなっている私
見方が違うだけで
どちらが正しいとか間違っているということではないと思います
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結局
息子と夫は出掛けてしまったので
お布団は片付けられないまま
今も目に入る場所にあります
手の空いている私が片付けてもいいのでしょうけれど
ついうっかり小言が出てきそうだし
数時間後には
また同じ場所に準備されることになるので
そのままにしておいても
全く問題はないのです
私にとって大事にしたいところは
布団の片づけを全うすることではなく
子どもたちが自分にとってだけではなく
お互いに心地よいやり方や在り方を考えたり
すり合わせできるような歩み寄りや伝え方を
見つけていってくれることです
私自身が子どもの頃そこを大事にできていたなら
もっと家族に対して優しくできただろうなと思うのです
自分を大切にするのと同じくらい
自分の大切な人も大事にしたい
そのためにはどういう行動を選択していくか
私にとっては忘れてはいけない問いかけです
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…そんなことを感じつつ
せっかくなので
フライングで有効活用とばかりに
お布団にゴロゴロしています
(うむ、悪くない)
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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