初めてです

- Category - 怒りん坊日記



それは言いっこなしだぜ!

申告の必要がある場合はもちろん別として
それは言わないで欲しかったと

痛烈に感じた瞬間のことを思い出しました


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15年以上昔の話ですが

産後の抜糸の担当だった方が 

相手「今日私、抜糸が初めてなんです」 
私「…そ、そうなんですね」
 

相手「あっ!痛いですよね」 
私「(「あっ!」て何?)…痛いです…」 

相手「ごめんなさい!……もう無理です」
私「…!(えーっ?!ほんまかいな)」



↓それを見ていた先輩医師らしき人

医師「何言ってんだ!そんなのサッとやってピッとやっちゃえばいいんだよ!
   あなたもね!むやみに痛い痛い言うもんじゃないよ!」 
私(……生きた心地がしない←泣) 



忘れたくても忘れられない出来事なのですが 

こういうときの「初めてです」の申告は 
不必要だよなぁと思い出す度に痛感するのです


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今日この瞬間に初めて〇〇をする

誰にでもそういうタイミングはあるのだけど 
相手の立場になれば 
それは関係のないことです

自分のことを振り返ってみると 
「実は今日が初めてなんです」 

ドキドキしてハカハカして 
自信のなさを裏付けるように 
思わずそう公言してしまうことがありましたが 

今思うと 
若気の至りだなとも感じるのです


それが 
何かの練習だったり 
自分自身だけの経験を積むためだけ
という範疇に収まるようなものであれば 
あまり関係ないのかもしれないけれど 

何かのサービスであったり 
向こう側にお客さまがいるような場合には 
ちょっと違うのではないかと思います 


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たとえば

初めて「教える」ということをスタートしたときの生徒や受講者 
教師や講師を務めていれば必ず出会う人たちです 

だけどそこで
「初めてです」という言葉を 

自分の自信のなさをカバーしたり 
相手に容赦してもらおうという盾にしてはいけません


もちろん経験を積んだ先輩方に比べると 
色々な意味で足元にも及びません 

ですが初めてであっても 
それはお客さまには関係のないこと 

初めてなりに準備して練習して取り組むべきこと
積み重ねられる努力の方法があるはずです 


そういった努力は 
自分がある程度年齢を重ねているからこそ
怠ってはいけないなとあらためて感じています 


機会を頂いて 
これからやってみようと取り組んでいることがあるのですが 

今感じているそれらを忘れずに 
チャレンジしていこうと思っています 




怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント

山本周子(やまもとちかこ)

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