「うぬぬ…!とっちめてやる」
怒りを簡単に倍増させるには
思い出し怒りが効果抜群です
(良い子はマネしないでね)
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毎日ひとりで考え事ができる時間
私にとってのそれは
「通勤時間」
片道それぞれ短い時間ではあるけれど
結構色々なことをグルグル考えています
今日一日の予定
やり残したことのリストアップ
子どもたちのこと
家族全体のこと
そんな中で
とってもキケンなのが
よく帰り道に思い巡らせてしまいがちな
あれは「捨てておけないな」を含む思い出し怒り
私にとっての
不完全な状態であったり
消化不良のまま
家を出てしまった出来事を思い出すと
大抵そんな風に
小さなイライラが泡立ち始め
気づくと
ボコボコと沸騰寸前になっていることがあります
(高性能な電気ケトル並み)
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私の場合は
その状態で家に帰りついてしまうと
アウトです
(怒りで後悔まっしぐら)
その状態で怒りをどうにかしようとしても
コントロール不可能です
(アンガーマネジメントは確実に失敗)
「思い出し怒り」というのは
それを繰り返すことで
何度も何度もその怒りを確認し
自分の思い込みや正当性を強固なものにし
相手や自分やモノを
躊躇することなく傷つけてしまいます
(経験者は語る)
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もちろん
「怒る必要のあること」もあるし
怒っても良いのです
大切なことは
「どう行動するか」です
自分はどう感じたのか
事実は何か
相手に何をわかって欲しいのか
そのために何ができるか
どういう伝え方が安全か
それをグルグル考えていくうちに
「やっぱりこれは伝える必要があるな」
「別に怒る必要はなかったな」
「もう少し時間をかけて考えてみよう」
徐々に心が落ち着いてきて
静寂の中で浮かんでくる答えに辿り着くこともあります
(もちろんそうでないこともあります)
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最近発見したのが
同じ思い出すにしても
近くではなく遠くのこと
今のことではなくちょっと昔のこと
子どもたちがうんと小さかった頃に
思いを馳せたりすると
あの頃はあの頃で大変だったけれど
こんなに手がかからなくなったな
とか
あの頃は〇〇について心配していたけれど
過ぎてみればなんてことなかったな
とか
それにまつわる人や場所や環境への
思いや感謝が蘇ってきて
ほんわかした心持ちで家に向かうことができます
他にも
ポケットに忍ばせておいたアメちゃんから
優しい糖分を分けてもらい
お腹の虫を落ち着かせつつ
家に向かったりもしています
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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