書き記したものを
あらためて見てみると
沢山の気持ちがそこにあったことがわかります
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6歳の次男が
急に日記をつけ始めました
きょうは じてんしゃの れんしゅうにいって おにごっこをした。
そして じどうかんにいったら あそべなかった。
いえにかえって おとうさんにきいたら
おなかのちょうしがわるくて いけなかった。
だから いくのは 日ようびにきまった。
読めたり読めなかったりする字だけど
一生懸命書いたようで
嬉しそうに見せてくれました
私「自転車の練習と鬼ごっこしたんだね」
子「うん、めっちゃたのしかった」
私「児童館に行ったけど、遊べなかったのはどうして?」
子「なんかね、おとなのひとがいっしょじゃないとダメだったみたい」
私「それで家に帰ってお父さんに聞いたんだね」
子「そう、なんかね、『はらいた』っていってね、むねんだった」
私「それで日曜日になったっていうこと?」
子「そう、りべんじなんだけど、それもたのしみかな~」
ひとつずつ追っていくと
そんな風に自分の気持ちも入れながら説明してくれました
最後には
私「色んな気持ちだったってことね」
子「そう、おおいそがしでおつかれだよ」
そう言って甘いものを食べていました
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こんな風に
事細かく記していくと
自分がどんな感情を抱いていたのか
その気持ちの中のどの程度の所に居たのか
客観視することができます
怒りに関しては特にそうで
たとえば
その場でカッとして暴言を吐いてしまったら
そこで終わりです
(相手との関係が崩れてしまったり望んでいないような事態に陥ることも)
だけど
記録するという行為は
一旦クールダウンできるだけではなく
あとから冷静に振り返ってみたり
思いもしなかったことに気づいたり
その積み重ねで
自分のサンプルがどんどん集まってきて
自分の怒りの傾向がわかってきたりします
時間は多少掛かりますが
自分の怒りの傾向を知ることで
自分自身の感情と上手く付き合っていくヒントが見つかるのです
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そういえば
私も幼稚園の頃
両親と交換日記のようなことをしていた時期がありました
(返信は専ら母親だったけれど)
息子の日記ブームが続くようであれば
交換日記をしてみようかなと思います
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)

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