自分には関係のない話
耳に入れる必要のないことなのに
つい
聞き耳を立ててしまうことがあります
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見ず知らずの人による
見ず知らずの人のうわさ話
たまたま近くに居合わせたのですが
知りもしない人の話に
耳をダンボにするというよりは
ウサギの耳のように
ついつい聞き耳を立ててしまいました
自分の中の
何がそうさせているのだろうと考えたとき
真っ当な言い分か
それなりに正しいことを言っているか
何だか「正しさ」や「正義」に
拘っているような気がしました
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同じ出来事であっても
感じ方が人によって違うように
「正しさ」とひとことに言っても
それは私のものさしであって
実は曖昧なものであるなと感じたのでした
実際に
自分がその話の輪の中に居て
自分にとっては同意しがたい話題のとき
以前は
その場での立ち振る舞いに
とても頭を悩ませていました
そう思ってもいないのに
「そうですよね」と口にして
その後に感じる苦々しい気持ち
「そうは思いません」と言ってはみたものの
その場がシラケてしまって
ぎこちなさと同時にやってきた居心地の悪さ
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今もそういう場面に出くわすことはありますが
特に重要なことでなければ
相手の発言を論破しようとも
下手に同調しようとも思わなくなりました
(ただ静かに気配を消す)
私の感情は私だけのものであるのと同じように
その人の感情はその人のものであって
「私はこう思う」というのと
「あの人はそう思う」というのがあって
私は
「あの人はそう思うんだな」
でいいのではないか
少しずつですが
そう考えられるようになってきました
無理に耳を伸ばしていなくても
自分にとって必要なアンテナを立てていれば
必要な情報は耳に届く
今はそんな風に感じています
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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