強く怒ってしまうとき

- Category - 怒りん坊日記



ちょっとズレてたかも

強く怒りすぎてしまったときの後悔には
そんな感じも漂っています


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危ないからやめましょう

と言いたいことがあって
子どもに何度か注意していました

滑りやすい床の所で
木の板を何枚も持って
てけてけ走っていたので

「転ぶと危ないから走らないで」

何度も声を掛けていたのですが
子どもにとっては
やめろと言われると余計にやりたくなるのが
世の常なのか

聞こえているであろうこちらのセリフを
何度もスルーし続け

(そろそろ本当に危ないから)

と思った矢先に

ドッテーン!


見事にすっ転びました


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その瞬間

「だから言ったよね」
「転んだ拍子に持っているものでケガをすることもある」
「もう座って遊びなさい」

強めの口調で怒りました
(思った以上に凄みが出てしまったようですぐさま涙目に)


このときには

こちらの言うことを聞くべき
よりも
ケガをさせないようにするべき

転んで
あるいは
持っていた物で
ケガをしてしまったらどうしよう

という不安が大きく膨れ上がって

怒りにエネルギーを注いでしまったのでした


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時間が経って
そのときのことを振り返ってみたとき

怒ったこと自体は後悔していないのだけど
もう少し〇〇できたのではないかなぁ

という反省が
後から後から追いかけてきました


転んでしまったとき
まずは「大丈夫?」と声を掛けることもできたし

最初の段階で「座って遊んでね」という
リクエストすることだってできたし

なぜそうしているのかという
理由を聞くことだってできたかもしれない

そうすれば
少なくとも
あんなに強く怒ることはなかったのかもしれないなと

苦々しい思いを味わうことになったのでした


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「心配だからこんなに怒るんだよ!」


私自身も親から言われたことがあるし
私自身も子どもに言ったことのあるセリフですが


怒られた方にしてみれば

(わからなくもないけれどちょっと…)

納得できるようなできないような
何だか混乱してしまう気がします(自分談)


大切なものを守るために
怒る必要のあることは怒った方が良いけれど

大切さ=相手に向ける怒りの強さ
にしてしまうと

本当に伝えたいことが伝わらなかったり
相手はもちろん自分自身も傷ついてしまうことがあります


相手の状況に耳を貸しつつも
リクエストを安全に伝える

子どもたちに対して
特に心掛けておきたい事だなと
あらためて感じました




怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント

山本周子(やまもとちかこ)

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