目が離せなくなるとき

- Category - 怒りん坊日記



同じ出来事だったとしても

捉え方が違うと
こんなにも感じ方が違うのかということがありました


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娘と眼科に行きました

午前の予約はいっぱいで断念して
午後イチを狙って早めに向かいました

受付開始の30分ほど前に着いたのですが
ちょうど私たちが1番でした

(早めに終わるといいなぁ)

その数分後に
やってきたオバちゃまが
私たちの向かい側のドアの前に立ちました
※「ドアの向かい側からお並び下さい」とありました


それから間もなくして
続々とあとから来た人が私たちの後ろに並び始め

受付10分前には
20人以上が並んでいました


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私は
向かい側に立っているオバちゃまの動向が
気になって仕方がありませんでした

扉が開いた瞬間に
さっと横入りされるのではないかと
目が離せなかったのです


順番は守るべき
後から来た人は後ろに並ぶべき


そんな「べき」があったからだと思います


あとは
こんなに早く並んだのだから苦労が報われるべき
などもあったのかもしれません


でも
気になって視界に入れつつも
いざ横入りされたとしたら
私はどうするだろうか

そんなことも頭の中でグルグルしていました


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(何と声を掛けようか!)

初めはそのことばかりを考えていたのですが

時間が経つにつれて
少しずつ冷静になってきて

(……まてよ?)



アンガーマネジメント的に考えてみることにしました

もし割り込みされたとして
私の中では「許容できない」ので
「怒る必要のあること」だけれど

声を上げるほど重要なことかと考えると
全くそうではありませんでした

順番が入れ替わったとしても数人のこと
大して変わらないかも

そう思うと
どうでもよくなってきました


頭の中が多少整理されて
スッキリしてきた頃

気づくと
向かい側に立っていたオバちゃまは
後ろの列に並んでいました(ズコッ)


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無事に眼科の受診を終えた帰り道
娘に
並んでいたときのことを話しました

すると

娘「え?そんな人いたっけ?」
私「……!(何と!)」



行動を共にしていたにもかかわらず

私はイライラを抱えて過ごし
娘はスマホを眺めて過ごし

ムダにイライラしていた私と
快適な暇つぶしをしていた娘


その時々で
情報を拾いすぎることも
疲れる要因になりそうなので

普段から
少し気にしてみようと思います




怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント

山本周子(やまもとちかこ)

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