あー、どうしよう
ここは私も
神妙な顔をしておいた方がいいのかしら
その場に居ながら
何だか見当違いな自分でした
***********************
当人同士は
面識がありそうな様子でしたが
私は初めましての方々ばかりで
いささか(いや、ものすごく)
緊張していました
ある事例に対して
それぞれの見解や感じたことを
自由に発言する場ではあったのですが
その中の相反する意見だった2人の方が
どんどんヒートアップしていき
そこにイライラの空気を感じ取った瞬間に
自分の中にいたたまれなさが生まれました
(あくまでも私の感じ方です)
その「いたたまれなさ」は何かというと
この人たちが
もっと怒りを膨らませたらどうしようという不安
その場に居合わせながら
どう振る舞ったらいいのかわからない戸惑い
何より
このヒリヒリ感への恐怖でした
***********************
自分の気持ちにフォーカスしつつ
私と同じように
「その他大勢」の立ち位置の人たちは
一体どうしているのかなと
こっそり観察していたら
明らかに「自分は〇〇さん側」という表情の人
どちらの意見もありそうだなと聞いている人
どちらの意見にも首をかしげている人
どうやら他のことを考えていそうな人
(そしてそれをこっそり見ている私)
それぞれ様々な在り様でした
それを目の当たりにした瞬間に
何だかいい意味で力が抜けて
そのあとは
自分自身が楽な状態でその場にいられました
***********************
激論を交わしていたその二人は
相手を論破してやろうというのではなく
自分の想いの熱さゆえに
つい力が入っていたのかもしれないなぁ
終わってみると
そんな風にも思えたし
みんなが同じ考えで
特に意見や感想も出ない
いくらスムーズであっても
それはかえって
物足りなく感じるかもしれないなと思いました
自分の意見を言いたい人
他の人の意見を聞きたい人
どちらも欲しい人
どちらでもいい人
色んな人がいるから
面白いのだと思います
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
人気ブログランキング