勘違いだと気づいたけど
強引に押し切るさまを
目の当たりにして
怒りのエネルギーのうねりを
静かに感じていました
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百貨店にお買い物に行きました
滅多にないくらい
早めに到着したので
開店前の行列に
並んでみました
ちょうど何かのフェアをやっていたらしく
その整理券を配っている人がいました
私の並んでいる後ろにやってきた人が
スタッフの人に尋ねられて
「そうです、そのフェアで来ました」
と答えていました
整理券を渡されて
「90番目になるので、1時間後です」
そう告げられた瞬間に
怒り始めました
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大勢のお客さんを一気に案内してしまうと
密になってしまうのと
とても人気のある催し物なので
30分前から整理券を配っていて
それに記載されてあるQRコードを読み込めば
待ち時間と人数がリアルタイムで確認できます
…というようなことを説明されていたのですが
(へぇ~便利だなぁとこっそり感心している私)
「そういうことじゃないんだよ!」
「それはいいんだよ!」
大きな声でわめき出しました
どうやら
整理券を配り始める時間が
HPに載っていなかったことが
気に入らなかったようでした
「その時の混雑の具合によって
配り始めるようになっています」
「そんなことはHPにはなかったじゃないか!」
「HPへのご案内と同じ内容が
こちらに掲示されておりますので」
係の人が案内したプラカードを見て
その男性は一瞬ひるんだのですが
(そんな風に私には見えた)
「そういう問題じゃないんだよ!」
さらに大声を出し始めました
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(わー!勘弁してくれ~)
男性の大きな声は
ただでさえ怖いので
その列から抜けようかと思いましたが
「開店まで5分でございます」
アナウンスを耳にして
思い留まりました
そこからは
「こっちはね、90人も待てないんだよ!」
「もうちょっとゆっくりしゃべってよ!」
「明日だって来られるんだからな!」
言い掛かりに近いことを
あれこれ言っていましたが
係の人は
丁寧に同じ説明を
その度に繰り返していました
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怒っている最中に
それが自分の勘違いだったと気づき
風向きが変わったと
その瞬間を察知したにも関わらず
上手く立ち止まれなかったり
冷静になれないことがあります
怒りに身を任せて
猛スピードで暴走してしまっていると
もちろん急には止まれないし
その場は強引に走り切ったとしても
後味が悪いものです
まずは衝動をコントロールして冷静に
行動するときには落ち着いて
自分自身のケースを振り返って
そんな風に感じたのでした
ちなみに
寒さに震えながら並び
開店して足を踏み入れたのは
行きたかった店舗の隣の建物でした
(嗚呼、フロアを勘違い!)
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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