芯のある人
芯のしっかり通った声
芯が強い女性
どれも
良い意味で使われることが
ほとんどですが
「芯のあるご飯」
これは
なかなかいただけません(ガックシ)
***********************
炊飯器でご飯を炊いたら
見るからにいつもと違う
炊き上がりでした
「あ、なんかご飯粒が違う!」
「ちょっと怒ってる感じだよね」
「粒が固そう」
「誰か食べてみたら?」
炊飯器を囲んで
口々にそう言っている子どもたちの後ろから
中を覗き込んでみると
たしかにそんな感じでした
「あー、今日は炊飯器の機嫌が悪かったのかもね」
とっさにそんな風に言ってみたら
本当にそんな気がしてきました
***********************
実際に炊飯器にご飯を仕掛けてくれたのは夫で
もしかしたら水加減が
いつもと違ったのかもしれません
自分が仕掛けたのなら
(どうして?!そんなハズない!)
ちょっとイライラが
顔を覗かせたかもしれないけれど
その日の私は
白米にそんなに執着がなかったせいもあり
特に怒りは浮かび上がってきませんでした
会話の流れから
炊飯器のゴキゲンにより今日は固いご飯
ということになり
そのまま食卓を囲んだのですが
「じゃあお茶漬けにしてみる?」
「しらすふりかけが合うかも」
「サケほぐしもある!」
「とりあえず白だしで試すかな」
いつもとは違う食べ方をそれぞれが試しつつの
楽しい夕飯でした
***********************
思いがけないハプニングがあったとき
よほど困ったことでなければ
そのイレギュラーさを面白がって
楽しんでみることも一つの方法だし
どう捉えるかでその先の世界が
グンと変わってくるものだなと感じました
ゴキゲンななめだった炊飯器は
結局水加減ではなく故障したようで
そのお役目を終え
しばらく封印されていた
圧力鍋が召喚されました
シューシューと
聞き慣れない音に
いちいちビックリしてしまうのだけど
圧力鍋の炊き立てご飯も美味しいです
(日本人に生まれてよかった)
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
人気ブログランキング