墨汁と白い壁

- Category - 怒りん坊日記



ヒヤリ
ソワソワ
モヤモヤ


そんな気持ちを抱えつつの
「待っていた」時間でした


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洗面所に
紙コップがありました

その中には
お習字の筆と
真っ黒の水

誰が何のためにそうしているのかは
謎だったのだけど

子どもの仕業であることだけは明白でした


洗面所の壁は白

これをひっくり返したりしたら
大変なことになるなぁ

たとえひっくり返さなかったとしても
手元が不安定なら
あたり一面グレーになりそうだなぁ

洗面所を通りかかる度に
ヒヤヒヤしながら過ごしました


そして
丸一日経ったあたりから
さすがに気になって仕方なくなりました


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ココが私の境界線だな

そう感じたので
何かしらの行動を起こすことにしたのですが

ではどうしようか
どういう風に声を掛けようかな

そんな風に漠然と考え始めたのですが
まず何を感じたのかを整理していくと


①さっさと片付けるべき(ちなみに「丸1日」がリミット)
②絶対忘れているはず
③これは次女の仕業に違いない
④私は何に不満を感じて何が不快なのか


実際の行動を考えてみると

④について具体的に列挙して
「だから片付けて欲しい」を
次女にリクエストすることにしました


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この不安定な状態の
墨汁色で満たされたコップがひっくり返ったら
白い壁が白ではなくなってしまう
それに対してヒヤヒヤし続けるのが不満

差し支えないのなら
できるタイミングでいいから
今日中に片付けて欲しい

これらを
なるべく穏やかに伝えてみよう


そこまで考えた段階で
気が済んでしまったのか
はたまた気が緩んだのか

そのことをスッカリ忘れていました


ふと気づくと
洗った筆をベランダに干しに行く
長女の姿が目に入って

そこでようやく思い出したのでした


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……テレパシー?(んなわけない)



一瞬驚きましたが

事実は

②忘れてはいなかった
③次女の仕業ではなかった


結果的には
偶然ド忘れしていた瞬間の出来事だったのですが

むやみに決めつけて
乱暴な言い方で怒らなくて良かったと思いました
(結果オーライ)



私の場合
イライラ時の瞬発力は
あまり有効には働かないようです
(全てに当てはまるわけではないけれど)


イラッとしたときほど落ち着いて
急ぐ内容であればあるほどゆっくりめに

子どもたちへの声掛けに対しては特に
心掛けておきたいことです




怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント

山本周子(やまもとちかこ)

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