リクエスト
色んな気持ちが錯綜して
色んな思いが入り混じっているときこそ
必要なことかもしれません
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子どもたちに対して
怒る必要のあること
叱るという場面においては特に
リクエストは何か
どういう伝え方が適切か
自分なりに気をつけていることです
(もちろん出来ないときもあります)
もうかれこれ前のことですが
娘と話していたやり取りがあって
胸にズシンときたことがありました
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私がイライラしやすいシチュエーションのひとつに
家族で出掛ける前のせわしない準備時間
というのがあります
「〇〇時に出発するよ」
「あと△分後だよ」
具体的に伝えているにもかかわらず
ギリギリまで準備しないことだったり
いざ出る時間になって
忘れ物や探し物が発覚したり
何より
自分の準備が後回しになってしまう
私自身の余裕のなさが原因なのですが
焦りやもどかしさが
冷静さをあっという間に飲み込んで
「もう!自分の準備がちっともできない!」
つい憎まれ口を叩いてしまうのです
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その後
どうやら子どもたち同士で
(ちょっと…毎度あれはどうかね)
「私に対してモノ申したい会議」が
行なわれた模様で
数日経ってから
長女からリクエストがありました
それは
怒らないで欲しい
でも
口うるさく言わないで欲しい
でも
あれこれ見張らないで欲しい
でもなく
信頼して欲しい
でした
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そのひと言は
何だかとても
胸にズシンときてしまって
自分がやらなければ!と
心のどこかで
子どもたちを信頼していないのを
何気に見透かされていたのかもしれません
自分の準備が大変なのだったら
私たちに頼んでくれて大丈夫だから
もうちょっと
子どもを信頼して欲しい
これこそが
当時の私にとって
いちばんわかりやすいリクエストでした
ああして欲しい
こうして欲しい
目先のことを要求するよりも
(もちろんそれが適切な場合もあるけれど)
こんな風にあって欲しい
在り方や寄り添い方を
適切にリクエストしてもらったんだなぁと
数年前のことですが
時々じんわりと思い出します
リクエストを安全に伝える
これからも
肝に銘じておきたいです
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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