モノ申したくなるとき
自分だったら
どういう気持ちが
引き金になっているのかなと
考えていました
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とあるファストフード店で
会計を済ませ
商品を待っていました
いつものように
ボーッとしていたのですが
カウンターの前で
大きな声を出しているお客さんがいました
「こんなのがあるから聞こえねーんだよ」
「おたくさぁ、耳が悪いんじゃねーの?」
前後のやり取りはわからなかったけれど
どうやら
カウンターに張られているビニールシートによって
声が届きにくいことへの不満らしく
半笑いではあったものの
かなりのボリュームで強い口調
それはほとんど言い掛かりに近いものでした
(と、私は感じました)
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私自身は正直
ちょっとモヤモヤしてしまっていました
だけど
完全に部外者であるし
その一部しか目撃していないので
(全部見ていたとしても部外者だけど)
そこに自分のイライラを持ち合わせる必要はないなと感じて
少し離れた所に座り直してみたりしたのですが
自分がモノ申したくなるときって
どういうときかなと
思い巡らせたりしていました
理不尽な扱いを受けたり
自分が大切にしていることや
触れて欲しくないところに
土足で踏み込まれたりすると
さすがにモノ申したくなるのですが
そこには自分の「べき」を根底に
「怒り」が引き金として存在しているなと
あらためて感じました
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自分の「べき」があったとして
それが裏切られたときに
怒りがわきます
たとえば
さっきのやり取りで勝手にモヤモヤしたのは
・店内で大声を出すべきではない
・客側であっても丁寧語を使うべき
という「べき」が裏切られたからです
(だけど「自分にとって重要ではない」のでそこから離れました)
もし裏切られたのが
自分にとっては絶対に譲れない「べき」
自分にとっては重要度の高い「べき」だと
怒る必要のあることとして線引きされるので
実際にどういう行動をとるか考えていきます
(最終的には怒りで後悔しないことを目指します)
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先述の
お客さんにモノ申されていた側の店員さんは
「コロナ対策ではあるのですが、お声が届きにくいですよね」
「ちょっと今日は耳の調子が悪いみたいです、すみません」
笑顔でそんな風に仰っていました
たとえイライラをぶつけられたとしても
それをどう受け止め
(意味づけや解釈)
どんな行動を取るかは
自分で選ぶことができます
自分の「べき」を知り
「怒りで後悔しない」ことを
大切にしていきたいです
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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